英語を話すとき、
「〜かもしれない」 というはっきりしない気持ちを伝えられると、
会話の幅が広がります。
今回学ぶ may / might はそんな時に便利な助動詞。
前回までの can / should / have to と同じく、
会話によく登場する助動詞です。
会話で便利な助動詞を整理して、「英語がパッと出てくる自分」に近づいていきましょう！🐶👩
まずは動画で視聴
may と might
どちらも「〜かもしれない」
ただ、強さが少し違います。
may：可能性がわりとある
might：可能性はあるけど弱め
どちらも確実ではないけれど
「その可能性はあるよ」
という控えめな推量を表します。
💡会話では might のほうが良く使われます。
そのため、
“It might rain.”
“He might be home.”
のように、日常会話では might が使われる場面が多くあります。
① 推量：〜かもしれない
もっともよく使うのがこの使い方。
It may rain later.
（あとで雨降るかも）
It might be cloudy tomorrow.
（明日曇るかも）
He might be at home.
（彼、家にいるかも）
They may not come today.
（今日は来ないかも）
I might be a little late.
（ちょっと遅れるかも）
I might be wrong.
（私が間違ってるのかも）
may → やや強め
might → やや弱め
という違いだけです。
💡maybe とmay beの違い
「maybe」は副詞で、「たぶんね」というように単体で使えるのが特徴です。
文頭に置くことが多いですが、文中・文末に持ってくることもできます。
一方で「may be」は助動詞＋be動詞で、“〜かもしれない”という意味になります。
見た目は似ていますが、品詞（種類）が違います。
▼会話の中での maybe（副詞）
A: Do you want to go out for dinner tonight?
B: Maybe. I’m a little tired, though.
（A: 今夜ご飯行かない？
B: たぶんね。ちょっと疲れてるけど。）
A: She’s still not here.
B: She’s maybe stuck in traffic.
（A: まだ来てないね。
B: たぶん渋滞にはまってるんじゃない？）
A: You look happy today.
B: I’m happy, maybe.
（A: 今日なんか嬉しそうだね
B: うん、たぶんね。）
📝まとめ
maybe：副詞。「たぶん」「〜かもね」。単体で使える。文頭・文中・文末OK。
may be：助動詞＋be動詞。「〜かもしれない」。後ろに名詞・形容詞など続く。
② 許可（may のみ）：「〜してもよろしいですか？」
may にはもう一つ大事な意味があります。
フォーマルで丁寧な「許可」
May I come in?
（入ってもよろしいですか？）
May I ask you a question?
（質問してもよろしいですか？）
May I get some water?
（水いただけますか？）
You may start now.
（始めてよいですよ）
※こちらの用途のほうが歴史的には本来の意味とされており、
そこから“可能性”という意味が広がっていったと言われています。
（補足）完了形の推量：〜したかもしれない
今回紹介する might have ＋ 過去分詞 は、
「過去の出来事についての推量」を表す形です。
I might have made a mistake.
（ミスしたかもしれない）
She might have left already.
（彼女、もう出たかも）
👉 「実際にどうかは分からないけれど、そうだった可能性がある」 という意味になります。
また、同じ形で may have を使うこともできますが、
日常会話では might have の方が自然 に使われることが多いです。
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