英語学習を続けていると、
ふと立ち止まってしまうことはありませんか?
「口から英語が出てこない」
「自分の英作文が合っているか不安」
「そもそも何を勉強すればいいのか分からない」
「継続ができない」――。
実はこれらの悩みは、
多くの英語学習者がつまずきやすい“あるある”ポイントです。
この記事では、英語初心者の方がよく感じる4つの疑問を取り上げながら、
その背景とすぐにできる対処法をわかりやすくご紹介していきます。
「自分だけじゃなかった」と思えると同時に、
学習のヒントが見つかるはずです。

❶ 英語が口から出てこない
「単語や文法はある程度覚えているはずなのに、話そうとした瞬間に言葉が出てこない」
「道案内やオンライン英会話で、質問されたのに頭が真っ白になる」
そんな経験、ありませんか?
この現象、多くの場合「アウトプットの練習が抜けている」ことが原因です。
📘 よくあるパターン
単語帳やアプリでコツコツ単語・フレーズを覚える(インプット)
➡
すぐに会話レッスンやオンライン英会話で実践してみる(実践)
一見、良い流れに見えますが
その間にある「アウトプットの練習」=英作文のステップが抜けてしまうと、
いざ実践の場で「何をどう言っていいのか分からない」状態になります。
🧠「知ってる」と「使える」は別もの
たとえば「go to the store」というフレーズを見て覚えても、
自分で「今日お店に行ったよ」と言いたいときに
"I went to the store" が出てこないことがあります。
これは、インプットされた知識が「使える形」に変換されていないからです。
✍️ 解決法:インプット→英作文(アウトプットの練習)→実践
知識をスムーズに言葉として出すためには、
自分の頭で一度英文を組み立てる練習=英作文が効果的です。
習った単語やフレーズで例文を作ってみる
日常のことを1文でもいいので英語で書いてみる(例:「今日カフェに行った」→ I went to a cafe.)
その文を口に出してみる
こうしたアウトプットの準備をしておくことで、
会話での「言いたいのに出てこない…」がぐっと減っていきます。
❷ 英作文が合っているかどうかわからない
英語で文を作ってみたけれど、
「これって合ってるのかな?」
「この言い方で通じるのかな?」
と不安になること、ありませんか?
英作文はとても良いアウトプットの練習になりますが、正解が見えづらいという時があると思います。
📌 自信が持てないと、続けづらくなる
せっかく一文を作っても、
「間違っていたらどうしよう…」
「これでいいのか分からない」と感じてしまうと、
英作文そのものが負担になってしまいます。
何が間違いなのか分からない
どこを直せばいいのか分からない
合っているかどうか判断できない
このような状態では、せっかくのアウトプット練習も続けにくくなってしまいます。
💡 解決策:ChatGPTなどのAIを「確認ツール」として使う
ここでおすすめしたいのが、ChatGPTのようなAIで確認する方法です。
例えば:
✍️ 自分の英作文:I want to go shopping with my friend tomorrow.
🤖 ChatGPTの確認:「その文は正しくて、自然な言い方です」と教えてくれる
あるいは、
✍️ I very like this music.
🤖 「very like」ではなく、「really like」のように言い換えると良いよ、とアドバイスしてくれる
このように、自分の文を誰かに見てもらうような感覚で、間違っている部分を確認することができます。
🔁 自分で「直す」力もついてくる
慣れてきたら、「どこが間違っているのか?」「どうしてその表現が良いのか?」も一緒に聞いてみましょう。
AIは何度聞いても怒らないし、丁寧に教えてくれるので、安心して練習ができる環境になります。
❸ 何を勉強したらいいかわからない
英語を勉強しようと思ったときに、こんなふうに迷ったことはありませんか?
単語を覚えた方がいいのか、文法をやるべきか?
とりあえず英会話を始めるべき?
アプリを使えばいいの?それとも参考書?
情報があふれている今、「何をどう進めればいいのか分からない」というのは、むしろ自然なことです。
🧭 大切なのは「順番」と「目的」
初心者のうちは、あれもこれもと手を出すより、
「基本を、使えるようにする」ことに集中するのが近道です。
そのためにおすすめなのが、中学英語の文法や表現を、アウトプット前提で1つずつ身につける方法です。
🧱 例:1つの文法項目 × 自分のこと
たとえば:
過去形を学んだら → 昨日や今朝のことを英文にしてみる
→「I ate curry for lunch yesterday.」
現在進行形を学んだら → 今していることや、よくやる行動を表す文を作る
→「I am studying English now.」
can(〜できる)を学んだら → 自分ができること、できないことを書く
→「I can cook, but I can't swim.」
このように、学んだことを使って自分のことを表現することが、
「何をやるべきか」を明確にしてくれます。
💬「今日学んだこと」をアウトプットする習慣を
どんな文法でも、「とりあえず1文作ってみる」ことから始めてみましょう。
文法の参考書を見ながらでもOK
ChatGPTで確認しながらでもOK
短い1文からでOK
大事なのは、「理解したつもり」で止めず、“今の自分の言葉”で使ってみることです。
❹学習が継続できない・忙しくて勉強時間がとれない
英語をがんばりたいと思っていても
忙しくて時間がとれない
疲れて勉強する気になれない
「今日はムリ」と思ったら、そのままやめてしまった
そんな日もありますよね。
でも、英語学習は「毎日長時間やらなきゃ意味がない」わけではありません。
💡 ポイントは、“ちょっとだけ”でも「続けること」
継続できない最大の原因は、「できなかった日」をきっかけに手が止まってしまうこと。
だからこそ、続けられる形に変えることが大切です。
そこでおすすめなのが、このスタイル:
✅ 「1日10分だけ」英語に向き合う
✅ 「アウトプットを3つだけ」やってみる
など隙間時間に1セット取り組めるメニューを用意する方法です。
📘 たとえばこんなふうに使えます
隙間時間に昨日のことを過去形で3文書いてみる
→「I woke up at 7. I made toast. I watched the news.」
通勤中に単語アプリで3単語インプット
→ それを使った例文を3つだけ作ってみる
夜寝る前、今日やったこと・感じたことを英語で3つ口に出してみる
どれも10分以内で終わりますが、毎日続ければ「英語を使う感覚」が確実に積み上がっていきます。
🔁 「できた」が残るから、明日もやりたくなる
大事なのは、“ちゃんとやった”という実感を残すこと。
だからこそ、「隙間時間にアウトプットを3つ」と決めておくと、やることが明確で手が止まりにくくなります。
時間があるときには複数セットにチャレンジしてみましょう😊
🌿 おわりに
英語学習において、つまずきやすいポイントは実はみんな似ています。
英語が出てこない
作った英文に自信が持てない
何を勉強すればいいか分からない
続けられない
でも、これらは「自分に合ったやり方」さえ見つかれば、少しずつ確実に乗り越えていけるものです。
「たくさんやらなきゃ」ではなく、
“少しでもやりながら、自分の英語を育てていく”という考え方が、
忙しい日々の中でも続けていくための一番の近道になります。
英語は、“完璧になってから使うもの”ではなく、
使いながら、少しずつ形にしていくものです。
焦らず、でも止まらず。
今日も「10分だけ」「アウトプット3つだけ」から始めてみませんか?