英語の発音をよくするには何が必要?初心者のための練習法・コツを紹介

ただのとり
英語の発音が苦手な人はいらっしゃいますか?

私は自分の発音にとてもコンプレックスを持っていました。

「歌が上手な人は英語の発音が上手になるのが早い。」

こんな言葉を聞いたことがあります。

歌が上手な人は、耳が良かったりリズム感がある場合が多く、英語の発音を身につけるのも早いそうです。

 

対して私は大の音痴でリズム感もありません。

初めて海外に行ったのも20歳を超えてからです。

私には英語の発音がうまくなる才能がないのか・・と落ち込みました。

 

しかし洋楽が好きなこともあり、ずっと英語のきれいな発音に憧れを持っていて発音を学んできていました。

そのおかげか初めて会った英語の先生や外国の人に英語の発音をほめられるようになりました。

この記事では20歳を超えるまで海外にも行ったこともなかった私が四苦八苦しながら学んできた発音についての練習法やコツ、さらに英語の発音練習にぴったりなアプリなどをお伝えします。

 

この記事を書いているトリ ただのとり

英語が大の苦手で初めて受けたTOEICでは200点台でした。しかしコツコツと勉強を続けていき、800点台にまでアップすることが出来ました。

そんな英語初心者だった私が学んできた発音のコツや練習法について書いていきます。

ただのとり
TOEICの勉強法はこの記事を読んでみてね!
英語初心者が独学でTOEIC200点から800点に上げた勉強法

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なぜ発音って大切なの?

そもそもなぜ発音を学ぶことが大切なのでしょうか。

「発音なんて学ばなくても英語を話せればいいんじゃないの?」

昔は私もそう思っていました。

しかし、いくらたくさん単語を知っていたとしても、それを正しく発音することが出来なければ相手との意思の疎通が難しくなります

私は初めて行った海外のカフェで水(Water)をオーダーしようとしたら、ウォッカ(vodka)が出てきたことがありました。
何度言ってもバスの運転手さんには行き先が伝わらなくて、後ろの人が助けてくれたこともあります。

 

「英語を学ぶときに一番大切なことは発音を学ぶことだよ」

 

10年以上も日本人に英語を教えているイギリス人の先生にいわれたことがあります。

発音が違うと相手が何を言おうとしていることが理解出来できず、意志の疎通がとれないからだそうです。

 

英語は相手とコミュニケーションをとるためのツールです。

正しい発音を学ぶことが出来れば、スムーズに相手とコミュニケーションをとることが出来ます。

また、きれいな発音が出来るようになると英語を話す自信にもつながります。

 

ただのとり
一緒に発音を学んでいこう!

 

発音を練習するとリスニング力がアップする!

ただのとり
これはなんて書いてあるかわかりますか?

日本語のカタカナを模したElectroharmonixというフォントで、「Happy」と書いてあります。

少し前に日本人だけ読めない英語としてネットで話題になったので、ご存じの人も多いかもしれませんね。

 

アメリカ、オーストラリア、カナダなどのネイティブスピーカーの人に聞いてみましたが、みんな簡単に「Happy」と読めると言います。

 

しかし私たち日本人には「カムアアソ」という意味不明なカタカナに読めるのではないでしょうか。

これは私たちの脳が、文字を見たときに無意識に自分の知っている文字に置き換えてしまうからです。

日本人にとって知っている文字というのはカタカナのことです。

つまり、多くの日本人は英語を聞いたら、自分たちのなじみのあるカタカナに無意識に置き換えて聞いてしまうのです。

 

自分が発音できる音は聞き取ることができるので、英語の正しい音を知り、自分で発音が出来るようになることで英語のリスニングが出来るようになっていきます。

 

実際、私は英語の発音の勉強を始めてみてTOEICのリスニングがより聞き取れるようになっていきました。

 

発音の練習①発音記号を覚える

ただのとり
発音を練習するときは発音記号を覚えよう!

発音記号を覚えるなんてめんどくさい・・・と思うかもしれませんが、

発音記号は日本人にとって聞き取れない音を確認するときに役立ちます。

耳で聞いても聞き取れない音の違いを発音記号で確認することで、視覚的に違いを認識することができるのです

 

ただのとり
発音記号は集中すれば1か月くらいで覚えられるよ!新しい単語を覚える時にも役立つのでぜひ覚えよう!

 

母音の発音

発音記号 発音のコツ
/ ʌ / 日本語の「ア」と同じくらい開け、喉の奥で鋭く発音する
/ æ / 口を広めに開けて「ア」と「エ」の間くらいの発音をする
/ ǝ / 口をリラックスさせて少し開けて「あ」と「う」の間の音を出す
/ ɑ / 口を縦に大きく開けてやや「オ」が混じるように「ア」と発音する
/ ɪ / 日本語の「イ」から「エ」の中間くらいの音を出す
/ ʊ / 唇を丸めて突き出しながら「ウ」と発音する。
/ e / 日本語の「エ」より若干口をあけて発音する
/ i: / 唇を横にキュッと引っ張り「イー」と発音する
/ u: / 日本語の「ウ」よりも唇を丸めとがらせながら発音する
/ ɔ: / 口の奥の空間をいっぱいに開き、低い音で「オー」と響かせる
/ ai / 「ア」の音を強く発音し、後ろに軽く小さな「ィ」を添える
/ au / 「ア」の音を強く発音し、後ろに軽く小さな「ゥ」を添える
/ ei / 「エ」の音を強く発音し、後ろに軽く小さな「ィ」を添える
/ ɔi / 「オ」の音を強く発音し、後ろに軽く小さな「ィ」を添える
/ ou / 「オ」の音を強く発音し、後ろに軽く小さな「ゥ」を添える

 

子音の発音

発音記号 発音のコツ
/ p / 唇を上下にくっつけた状態からパッと破裂させるように息を出す
/ b / 唇を上下にくっつけた状態からバッと破裂させるように声を出す
/ t / 舌先をとがらせて歯の裏側に強く当てて息を吐き出す
/ d / 舌先をとがらせて歯の裏側に強く当てて声を出す
/ k / 舌の根元で天井を勢いよくたたきながら息を吐き出す
/ g / 舌の根元で天井を勢いよくたたきながら声を出す
/ f / 下唇を上の歯に当てたまま間に勢いよく息を通す
/ v / 唇を上の歯に当てたまま間に勢いよく声を出す
/ θ / 舌を上の歯の先に当てて引き離しながら息を吐く
/ ʃ / 舌の前半分を平たくして天井に近づけ非常に強く息を出す
/ ʒ / 舌の前半分を平たくして天井に近づけ非常に強く声を出す
/ l / 舌を上の歯茎にべったりつけて「ウ」と発音する
/ r / 舌の根元を立てて後ろに引きながら舌をどこにもつけずに発音する

 

発音の練習②音声変化のルールを知る

 

ただのとり
Let it goがなんでレリゴーって発音されるのかわかる?

 

発音を練習しても自然な話し言葉では、練習した通りには発音されないことがしばしばあります。

これは音がつながったり省略されたりと変化するためです。


英語は単語と単語の間には空間があるので、あけて読んでしまいそうになりますが、自然な話し方では音がつながって読まれることが多いのです。

 

先ほどのlet it goでは、t音がラ行の音で発音されます。
それはtが母音(eとi)で挟まれているためです。さらにlet it go のtとgが連続しているので、前のtがほとんど発音されなくなり、ためを作ってgの音になるのです。

 

英語の音声変化は以下の5パターンがあります。


(注)この記事ではわかりやすいようにカタカナで表記していますが、厳密な発音は辞書などを参照してください。

 

➀連結(単語同士がつながって発音される) 

(例)take on➡テイコン

②同化(隣り合う音に影響を受けて違う音に変化する)

(例)did you➡ディヂュー

③ら行化(/t/や/d/が「ら行」のような音で発音される)

(例)exciting➡エクサイリン

④脱落(あるべき音が発音されない、あるいは聞こえにくくなる)

(例)cut this➡カッディス

⑤弱形(弱く短く発音される)

(例)Why are you here➡ワィアュヒア

 

例えば、I like it a lot. という文には4つも音声変化のルールがあります。

 

I like it a lot.

➀連結(like itがつながる)

➀連結(it aがつながる)

③ら行化(itのtがラになる)

④脱落(lotのtがッになる)

⑤弱形(機能語のIとit aを弱く短く発音する)

⑤強形(内容語のlike とlotは強く長く発音する)

 

カタカナにすると「ァィライキラロット」というような発音になります。

音声変化はルールを知り、ネイティブの話す発音をたくさん聞いていくことで「これはこれとつながって発音されているんだな」と徐々にわかっていきます。

 

【音声変化のルールを学ぶのにおすすめの本】

・5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる StudyHacker ENGLISH COMPANY(著)マイナビ出版(2020/3/20)
・フォニックス英語リスニング ジュミック今井(著)株式会社インプレス(2020/7/21)
・最強の英語発音ジム 高山 芳樹(著)アルク (2019/2/20)

 

ただのとり
ネイティブの話す自然な発音を知りたい時にオススメのサイトを紹介するよ!

YouGlish 

知りたい単語やフレーズを検索すると、それが自然に使われている動画を検索してくれるサイトです。

ナレーション、会話などの中から検索されるのでネイティブの自然な発音を学ぶことが出来ます。

 

FORVO

検索すると世界中のネイティブの人が単語を発音してくれています。イギリス英語やアメリカ英語などのアクセントも選べるので、色々な国の人の発音をきくことができます。

 

先ほどのI like it a lotの発音は「Youglish」のサイトではこのように発音されています。

Youglishで聞いてみる

 

発音の練習③シラブルを学ぶ

ただのとり
dogは1つ、birdも1つ、penguinには2つ。これなーんだ?

 

正解は音のかたまりの数です。

 

ペンギンは日本語読みだと「pe・n・gi・n」と4つの音のかたまりになりますが、英語だと「pen・guin」と2つの音のかたまりになります。この音のかたまりのことをシラブル(音節)と言います。

 

日本ではあまり知られていないシラブルですが、英語圏では子供のころにこのシラブルを学びます。

例えば英語圏の子供に「bananaにはシラブルがいくつある?」と聞けば、誰でも「3つ(ba・na・na)」と答えられます。日本語で「『こんにちは』は何文字?」と聞いているような感じです。

ただのとり
このシラブルは辞書にも記載があるので新しい単語を覚える際は、シラブルも確認しようね!

 

辞書にはpen・guinと書いてあります。

これは2シラブルという意味なんですね。

 

ただのとり
どうして日本語と英語でシラブルが異なるのかわかる?

子音の後ろに母音を入れないといけない日本語に対し、英語は子音のみで発音します。

にもかかわらず、日本人は日本語の音にひっぱられて英語の発音の際にも子音の後ろに余分な母音を入れて、勝手に音を増やして発音してしまうことがあるのです。

 

例えば日本語ではマクドナルドは「MA・KU・DO・NA・RU・DO」と6つのシラブルがありますが、英語では「McDonald’s (Mc・Don・alds)」と3つのシラブルになります。

 

ちなみにFORVOではMcDonald’sをこのように発音されています。

FORVOで発音を聞いてみる

 

以前、オーストラリアの友達と話しているときに、私が日本語読みで「マクドナルド」と言ったら、「『ハクナ・マタタ』みたいだね。」と言われたことがあります。

『ハクナ・マタタ(hakuna・matata)』にも全ての子音に母音がついているので、ネイティブの人にとっては似たような音に聞こえるのかもしれません。

 

※〈スワヒリ語〉ハクナ・マタタ、何も問題ありません、大丈夫、無問題、気楽にいこうの意味。ディズニーのアニメ映画『The Lion King』(1994年)で使われたことで有名になった表現。(英辞郎より)

 

ぺんぺん
余計な母音をつけないようにするためにはどうすればいい?

余計な母音をつけないようにするためには、語尾に子音が来た場合、そのまま口の形を変えないようにすることです。

例えばdogの場合、gの音が/gu/の音になってしまいがちなので、母音の/u/の音を勝手につけないように意識しましょう。

 

発音の練習④機能語を弱く読む

ただのとり
私の発音を改善するにはどうしたらいい?

音読をしていた時にカナダ人の英語の先生に聞いたことがあります。

そうしたら

「全部同じ強さで話しているから、重要なところを強く読んでそれ以外を弱く読んだほうがいい」

と言われました。

 

これはどういうことでしょうか。

例えばこのような文があります。

Good morning, everyone. Remember how we had been concerned about meeting our monthly sales goal?

おはようございます、皆さん。私たちが月間売り上げ目標の達成についてどんなに懸念していたか覚えていますか?
公式TOEIC Listening&Reading 問題集6『解答・解説P34』より

 

これを強調すべきところを強く長めに読んで、それ以外を弱く短く話します。

Good morning, everyone. Remember how we had been concerned about meeting our monthly sales goal

 

ぺんぺん
でもどこを強調すべきかわからないよ・・・。

強調すべきところは、内容語機能語が分類出来ればわかります。

 

話す時になくなったら意味が通じないような重要な情報を持っている動詞や名詞などのことを内容語といいます。

対して、なくなっても話を理解する上でそこまで重要ではない言葉(前置詞、冠詞など)が機能語となります。

 

【内容語】

なくなってしまったら話がわからなくなってしまう語

動詞・名詞・形容詞など(remember, beautiful,固有名詞など)

【機能語】

なくなっても話は通じる語
be動詞

冠詞・前置詞・人称代名詞・助動詞・接続詞など(the, of, at, areなど)

 

ぺんぺん
内容語の方が重要ってこと?

そう思われそうですが、実は日本人にとって注意すべきは機能語の方です。

なぜならこの機能語を弱く読むのが日本人はとても苦手だからです。

日本語はどの言葉も均等にはっきり読むので、英語の特定の部分を弱く短く読むことに慣れていません。

さらに弱く短く発音すると、本来の発音とまったく変わってしまうときがあります。

例えばtoはそのまま読むと「トゥー」ですが、「タ」と読まれる場合があるのです。これは弱形といい辞書にも掲載されています。もし弱形の発音がわからない単語に出会ったら確認してみましょう。

 

ただのとり
この弱形はリスニングでもとても大切だよ!弱形をマスターしよう!
単語 弱形 例文と読み方
of /ʌv/ 、/v/、/ə/
「ァヴ」/「ヴ」/「ア」
a lot of➡ア・ロッダ
a cup of➡ア・カッパ
for /fə/
「ファ」
for you➡ファヤ
at /ət/
「ァト」
at night➡アッナイ
to /tə/
「タ」
have to➡ハフタ
from /frəm/
「フム」
from here➡フムヒァ
and /ən/、/əd/、/nd/
「ァン」/「ンド」/「ン」
ham and eggs➡ハムエッグ
you /ju/、/jə/
「ユ」/「ヤ」
for you➡フォヤ
you are➡ヤ
him /im/
「イム」
ask him➡アスキン
his /iz/

「イズ」

his name➡イズネイン
her /ər/
「ァー」
for her➡フォァー
have  /həv/
「ァヴ」
should have➡シュダ(ヴ)
some /sm/
「スン」
some people➡スンピーポゥ

 

マシュマロを板チョコと一緒にクラッカーではさんで食べる「S’more (スモア)」というお菓子を知っていますか?

スモアとはsome more(もっと)のことで、「あまりにもおいしいからもっと欲しい」という意味から出来た言葉です。

 

ただのとり
some「サム」が弱形の「ス」と発音されているんだね!

機能語が強く読まれる時もある


本来はほとんど目立たない機能語ですが、強く読まれる時があります。

それはその言葉を強調したいときです。

 

例えば

a placeは弱形の場合、「ァプレイス」とaの音を非常に弱く短く読みますが、意味を強調するときには「ェィプレイス」のようにaを強調させて読みます。

主な強形と弱形の発音

 

単語 強形 弱形
a
an orange
/æn/
アーンオレンジ
/en/
ァノーレンジ
my
my key
/mɑɪ /
マィキー
/mə /
マキ―
him
know him
/him /
ノゥヒム
/im/
ノウィム
and
yes and no
/ænd/
イエスアーンドノゥ
/en/

イエサンノゥ

at
at night
/æt /
アットナイト
/ət/
アッナイッ
been
It has been
/bi:n /
イッハズビーン
/bin/
イッハズベン

 

ただのとり
英語を話すときは機能語の発音に気をつけよう!

 

発音の練習⑤もっとも頻繁に登場する母音を攻略する

 

ただのとり
もっとも頻繁に登場する母音って何かわかる?

正解はSchwa Sound (シュワサウンド)と呼ばれる音です。

発音記号だと/ə/というeをひっくり返したような記号になります。

口はできるだけリラックスさせた状態で少し開けて「あ」と「う」の間くらいの音を出します。

シュワサウンドは非常に多くの単語に登場しますが、強く読まれないためあまり重要に思われません。

 

しかし先ほどもお伝えした通り、日本人にとって強く発音するところよりも弱く発音するところの方が苦手な人が多いです。

シュワサウンドを攻略することで英語らしいリズムのある話し方ができるようになっていきます。

 

シュワサウンドは機能語を発音する際にも登場します。

 

 

ただのとり
シュワサウンドの発音はこの動画がわかりやすいよ!

 

 

発音のコツをつかむと発音が劇的に改善する!

ただのとり
ここからは発音のコツをお伝えするよ!

発音のコツ①口の形と舌の位置を確認する

 

突然ですが、クイズです。
この中で、赤ちゃんが発音するのが難しい単語はどれでしょう?

 

➀わんわん

②ぺんぺん

③ただのとり

 

ただのとり
正解は③ただのとりだよ。ただのとりって大人でも言いにくいよね・・反省・・。

 

わんわん、ぺんぺんは赤ちゃんにとって話しやすい言葉です。

 

なぜかというと、歯の生えていない赤ちゃんは唇だけで話せる/p/、/b/、 /m/、 /w/の音は発音しやすいのです。
対して「ただのとり」は発音するとわかるとおり、舌先が前歯にあたります。歯の生えていない赤ちゃんにとって発音が難しい単語になります。

 

ただのとり
ちなみにNTTコミュニケーション科学基礎研究所によると、「わんわん」は赤ちゃんが最初に話す言葉の3位だよ!

 

参考資料 ママより〇〇が上位? 1位は意外なあの言葉「赤ちゃんが話し始める言葉ランキング」より

私たちがふだん何気なく話している言葉も、唇や舌の位置が違うだけでうまく話せなくなります。

英語を発音するときは舌の位置や口の形、息の出し方などをしっかりと確認をするようにしてください。

口の開け方や喉の位置など確認する場合は、松澤喜好さんの「英語耳 発音ができるとリスニングが出来る」(株式会社アスキー)という発音の本がオススメです。

 

 

このように口の形や舌の位置などのイラストがあるので、どのような口の動きをすればよいのかがわかるようになっています。

 

ネイティブの人が話す時にも口の動きに注目してみましょう。洋楽が好きな人は、歌手の口の動きを注目してみるのも発音の勉強になります。

Taylor SwiftのPVは口を大きく開けているので発音がわかりやすいですよ。

PとVをYoutubeで確認してみる

発音のコツ②発音が上手な人の真似をする

日本人で英語の発音が上手な人の発音を聞くと「自分もこんな綺麗な発音が出来るようになりたい」とモチベーションがあがります。ここではオススメの方を2人ご紹介します。

まや@現役英語ナレーターさん

日本で生まれたまやさんですが、ナレーターをされているだけあって聞き取りやすく非常に美しい英語を話されます。

まやさんの英語を聞くと「こんな風に英語を話せるようになりたい」と発音のモチベーションを上げてくれます。

 

だいじろー@発音トレーナーさん

独学で音声学を勉強した発音のエキスパート。

「発音はモノマネだ!」を信念に、音声学に基づいたあらゆる言語の発音の研究をされています。

イギリス英語、アメリカ英語だけではなく、香港英語やタイの発音も上手で各国の発音の特徴を掴んだコントは思わず笑ってしまいます。

 

 

ただのとり
インターネットには発音が上手な方がたくさんいるので、「この人のようになりたい」という憧れの人をみつけてみてね!

 

発音のコツ③ 自分の発音を録音して聞く

現役の発音ナレーターのまやさんがおっしゃるように、自分の声を録音して聞いてみることはとても大切です。

自分の発音を聞くのに抵抗があるという方もいると思います。私も自分の不完全な発音を改めて聞くことがすごく嫌でした・・。

でも録音して客観的に聞くことで、自分の弱点を知ることができて改善に役立ちました。スマホ1つで出来るので是非やってみてください。

 

発音のコツ④ 話す前に思いっきり息を吸う/息継ぎのタイミングに気を付ける

私が初めて英語で音声を録音した時に気づいたことがありました。

英語がぶつ切りのように聞こえてしまったのです。

これは日本語を話すような呼吸をしていたからでした。

英語と日本語では呼吸の習慣が違います。

英語を話すときは日本語を話すときよりも深く長い呼吸をします。

英語を話す際は初めに大きく息を吸って最後まで吐き出して言葉を発するようにしましょう。

 

発音のコツ⑤強い音のかたまり同士を等間隔で読む

強く話す音から次の強い音の言葉まで間の長さを等間隔になるように意識するとリズミカルに読めるようになります。

例えば

I want to fly in the sky.

だと、太字で書いた部分を強く読みます。


これらのかたまりが、等間隔の長さになることでリズミカルに話せるようになります。

 

発音の練習にはアプリがオススメ

独学で発音を練習するのはかなり大変です。

自分の発音が合っているのか判定するのが難しく、間違っていたとしてもどこを直せばよいかわかりにくいからです。

そんなときに手軽に発音を練習できる方法としてアプリを利用するのも1つの方法です。

 

アプリが発音の練習にオススメの理由

➀どこでもできる(勉強するハードルが低い)

②認識機能で自分の発音が合っているかチェックしてくれる

③自分の苦手な音のフィードバックがある。

 

AIが自分の発音を分析してどこが間違っているかを判定してくれる『ELSA Speak』など、スマホ1つで発音矯正するのにぴったりなアプリもありますのでチェックしてみてください。

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おわりに

最後になりますが、記事を読んでいただきありがとうございました。
今回は発音の練習、コツについて書かせていただきました。
癖がついていない初心者の方は特に発音が大切です。ぜひ楽しみながら発音を学んでみてくださいね。

ただのとり
今日読んでいただいた記事の内容は下記の通りです。

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(この記事の参考文献)

英語耳 発音ができるとリスニングができる 松澤喜好(著)株式会社アスキー(2005/12/20)

英語喉 50のメソッド 上川一秋・ジーナジョージ(著)株式会社三修社(2016/11/30)

5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れるStudyHacker ENGLISH COMPANY(著)マイナビ出版(2020/3/20)

脱・日本語なまりー英語(+α)実践音声学 神山孝夫(著)大阪大学出版会(2019/10/11)

最強の英語発音ジム 高山 芳樹(著)アルク (2019/2/20)

フォニックス英語リスニング ジュミック今井(著)株式会社インプレス(2020/7/21)

世界一わかりやすい英語の発音の授業 関正生(著)KADOKAWA (2018/11/10)

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