「Do you know where is he?」
この英文、パッと見て「正しい気がする…?」と思った方もいるのではないでしょうか。
英語では「疑問文のようで、そうじゃない文」に特有の語順のルールがあります。
それを知らないと、「どっちだったかな…」と迷ってしまうことが増えます。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、
実際の会話で使えるようになるためのコツをやさしく解説していきます。
まずは動画で解説!
間接疑問文とは?
「間接疑問文」とは、疑問の内容を“ひとつの文の中に入れる”表現のことです。
たとえば:
❓ Where is he?
(彼はどこ?)※疑問文
💬 Do you know where he is?
(彼がどこにいるか知ってる?)※間接疑問文
このように、「Where is he?」という疑問文をそのまま入れるのではなく、
「主語+動詞」の肯定文の語順に戻す必要があります。
このルールが間接疑問文の最大のポイントです。
パターンを知っておけば、どんな疑問詞にも応用できます。
基本パターンを押さえよう
🧩 例文で確認していきます。
Do you know where he lives?
(彼がどこに住んでいるか知ってる?)
→ “he lives” は普通の語順。
Do you know what time it is?
(今何時か分かる?)
→ “it is” の語順。
Do you know why she is upset?
(彼女がなぜ怒っているのか知ってる?)
→ 「why」も疑問詞の一つ。中の語順は常に“主語+動詞”です。
疑問文っぽいけど、実は“疑問じゃない”文もある
間接疑問文というと「質問する文」をイメージしがちですが、
実はただの「文の一部」として使われるパターンもあります。
たとえば:
🔸 I don’t know what she said.
(彼女が何を言ったのか分からない)
→「what she said」は疑問詞を使っていますが、これは文の一部(目的語)になっています。
🔸 I wonder why he didn’t come.
(彼がなぜ来なかったのか気になる)
→「why he didn’t come」も同様に、“why”以下が文の中の情報として組み込まれています。
🔸 I’m not sure where they went.
(彼らがどこに行ったのかよく分からない)
→ “where they went” も疑問ではなく、「どこに行ったか」という内容を表しています。
このように、疑問詞を使っていても語順が疑問文ではないときは、
「これは“間接疑問”の一種だな」と気づけるようになると、英語の読解や会話が一段とスムーズになります。
【応用】間接疑問文は丁寧表現にも使える!
間接疑問文は、実は英語で丁寧に聞きたいときにもよく使われます。
直接「Where is the station?」と聞くよりも、やわらかく・礼儀正しい印象になります。
🔸 Could you tell me where the station is?
(駅がどこか教えていただけますか?)
→「Where is the station?」の直接的な聞き方よりも、控えめで自然です。
🔸 Do you know what time the shop opens?
(お店が何時に開くか分かりますか?)
→「What time does the shop open?」よりも、“知ってたら教えて”というニュアンスになり、丁寧に聞こえます。
このようなフレーズと間接疑問文を組み合わせると、旅行中やお店・電話対応など、フォーマルな場面でも安心して使えます。
【学習のコツ】語順を定着させるには?
文の形を覚えたときは、組み立てて口に出す練習をしておくと
英語がパッと出てきやすくなります。
✅ まずは基本型に慣れる
Do you know + 疑問詞 + 主語 + 動詞?
この型で英文を組み立ててみて、実際にアウトプットの練習をしていきましょう。
そして何度か音読して口に出す練習をしていきます。
Do you know where she is?
Do you know when it starts?
Do you know why he left?
何度か繰り返すだけでも、「主語+動詞の順にする感覚」が自然に身についていきます。
ここまで読んで、
「間接疑問文って語順がややこしい…」
と思った方もいるかもしれません。
でも実際のところ、「Do you know where is he?」と言っても、
たいてい意味は通じます。
大事なのは、完璧な正解だけを目指すことではなく、
自分で文を組み立てられる感覚を身につけることです。
型だけではなく、「文を組み立てる力」が大切
今回例として登場した「Do you know + 疑問詞 + 主語 + 動詞」という型はとても役立ちます。
ですが、それだけを丸暗記して終わりにするのではなく、
文の構造を理解しながら自分の言葉で英語を組み立てていくことこそが、本当に使える英語力につながっていきます。
少し間違えても、文として形にしてみる
声に出して、語順の感覚を口で覚える
このように、“使うつもりで学ぶ”ことが、英会話の学習では大切です。
会話で使える英語を増やしたいあなたへ
「文法を覚える」だけでは英語は話せるようになりません。
「どんな場面でどんな表現を使うのか?」をおさえた上で、
アウトプットの練習をしていくことで、“話せる英語”につながります。
そんな学びを深められるのが、無料オンライン講義
📘ゼロイチ1Day特別講義です!
英語に自信がない方
勉強してるのに話せる実感がない方
ぜひこの機会にチェックしてみてください!

参加できる日程は限られていますので、
ぜひ今のうちにご予約ください😊
