【2023年最新版!】中学生・初心者におすすめの英単語帳3選と効果的な使い方

「初心者だけど、英語を話せるようになりたい!いい英単語帳はないかな。」

「今まで英語の勉強をしてきたけど長続きしなかった」

「英単語の暗記って面倒くさい。簡単に覚えられる方法ってないの?」

「英語レベルは中学生レベル。何から英語を勉強したら良いかわからない」

この記事はそんなことを思っている人におすすめです。

私は、現在はTOEICで850点を取得し、仕事では通訳を任されることもあります。でも学生時代は全く英語ができませんでした。

初めてのTOEICは200点というスコア。マークシートを塗れば誰でも取得できるレベルです。

中学生レベルの英語力さえありませんでした。

 

そんな私でしたが、社会人になり「英語を話せるようになりたい!」と本格的に学習を開始しました。

まず手に取ったのは、本屋で一番に目についた英単語帳。

 

しかし、覚えようと取り組んでもまったく頭に入っていきません。

 

ただのとり
最初の数ページだけ取り組んで、そのままになってしまっていました。

 

手に取った本は類義語やイディオムなどが詳しく掲載されており、かなり分厚い英単語本でした。細かい字でびっしりと情報が書かれており、英語アレルギーの私にとってはハードルが高かったのです。

 

初心者が英単語帳を選ぶときの大切な3つのポイントとは?

ただのとり
まず初心者が英単語帳を選ぶときのポイントをご紹介します。

➀継続できる内容であるか

どんなに素晴らしい英単語帳であっても続けられないと意味がありません。

「今年こそは英語を覚えよう!」と頑張っても、参考書を買っただけで満足してしまうことってありませんか?

ただのとり
私は何度もあります・・。

続かなかった理由は「初心者の私にとってはハードルが高すぎた」ということ。

すべて覚えよう!と意気込んでも最初の数ページで挫折してしまっていました。

とくに初心者のころは、高すぎるハードルを設定してしまうと続けるのが難しくなります。

ペラペラとページをめくってみて「これなら続けられそう!」と思うものを選びましょう。

ただのとり
ネットだったら試し読みをして中身を確認してみてね!

 

②自分のレベル・目的に合っているか?

あなたが英語を勉強する目的は何でしょうか。目的にあった単語帳を選ぶことも大切です。

「少しでも日常英語を話せるようになりたい!」という人と、「英検1級を取得したい」という人では使う英単語帳は異なります。

ただのとり
今回は中学英語をやり直したい方、英語の初心者におすすめの英単語帳をご紹介します。

 

③解説はわかりやすいか?

参考書や英単語帳を選ぶときに盲点なのが、英語ではなく日本語の解説です。

上級者向けの英単語帳は解説が少なかったり、専門用語が使われているなど、初心者には難しすぎるものがあります。

私は「叙述用法」という用語がわかりませんでした。

weblio辞書にはこのように掲載されています。

叙述用法
読み方:じょじゅつようほう
別表記:叙述的用法
主に英文法で、形容詞分詞補語として用いる用法を意味する語。叙述用法で用いられる形容詞分詞は、それが修飾する対象性質についての説明叙述)を行う役割を持つ。

ただのとり
分詞って何だっけ?補語ってなに?さらに混乱してしまいました・・。

わからない用語が出てくると、その解説を調べることにまた時間がかかります。

解説が理解できるかという視点で選ぶことも大切です。

 

脱英語アレルギー!中学生・初心者におすすめの英単語帳とは?

ただのとり
私のような初心者にもおすすめの英単語帳についてお伝えします。

おすすめの英単語帳その➀
初心者から大人まで!英単語帳のベストセラー本!
DUO 3.0
 鈴木陽一(著) アイシーピー

【おすすめポイント①】単語と熟語が1冊の本に収録!

英単語帳と言えば有名なのが『DUO3.0』。

560本の英文を覚えることで、1572の重要単語と997の熟語をマスターすることができます。

ただのとり
560本の例文の中に、重複なしで1572の単語と997の熟語が入っているってすごいと思いませんか?

使用頻度の高い単語が網羅されているので、この一冊をしっかりと学べばスピーキングやリスニングにもとても役立ちます。

私は『DUO3.0』を10年以上使っていますが、ネイティブとの会話、海外ドラマ、TOEICなど、英語を使えば使うほど「これはDUOで使われていた表現だ!」と思うことが多くありました。

 

【おすすめポイント②】個性派ぞろいのキャラクター

『DUO3.0』がここまで英語学習者に愛されている理由の1つに、出てくる登場人物がみんな個性的だからというのがあげられます。

それぞれの例文は独立していますが、ところどころストーリー性が感じられてクスっと笑ってしまいます。

中でも主役級な活躍をするのがボブというキャラクターです。

例えばこんな文。

Bob cut in our conversation, saying, “I’m against it!”

But everybody ignored him.

ボブが「それには反対だ!」と言って会話に割り込んできた。

けれども、誰も耳を貸さなかった。(DUO 参照例文146)

Bob had intended to take her out tonight, but he had to work overtime.

ボブは今夜、彼女とデートするつもりだったが、残業になってしまった。(DUO 参照例文283)

ボブは皆から無視されて、彼女とのデートの日は残業になり、最終的にはフラれる・・という散々な設定のキャラクター。

シャツを後ろ前に着ている、バレバレの変装をしているなど周りからは変わり者扱いされていますが、どこか憎めません。

ただのとり
私は一番最後のページに出てくる例文が好きです。

“Let’s call it a day, Bob. I’m starved.”

“Yep. I’ll buy you dinner”

「ボブ、今日はこの辺までにしましょう。お腹がぺこぺこ。」

「ああ。晩飯は僕がおごるよ」(DUO 参照例文560)

ただのとり
海外でこの本を使って英単語を勉強していたら、オーストラリアの友達に「何この本?!ストーリーが面白いね!」と言われたことがあります。

 

【おすすめポイント③】日本人がつまずきやすい文法がカバーされている

『DUO3.0』に出てくる例文は面白いだけではなく、日本人にはわかりにくい文法の解説もしっかりされています。

例えば「I got married to Jennifer (ジェニファーと結婚したんだ)」(DUO 参照例文541)

という文がありますが、下記にはこのような注釈があります。

前置詞がwith(対等関係)ではなく(一方的関係)ということで、toで指される人の中には「私は受け手ではない」と感じる人もいる。2人の対等な関係を強調したいなら、Bill got married to Monica.ではなくMonica and Bill got married.と2人を並べて主語にするのがベスト。また、「結婚する」という意味ではmarryよりもget marriedと使うほうが普通。

ただのとり
これを読んで以来、「結婚する」は「marry」ではなく、「get married (~と結婚する)」を使うようになりました。

 

初心者が注意するポイントとは?

ぺんぺん
『DUO3.0』を勉強するときに初心者が注意するポイントってある?

『DUO3.0』で使われている単語はやや難しいので、初心者にはとっつきにくいかもしれません。

「チャレンジしてみたけど、例文が難しくて挫折した」といった声もよく聞きます。

ただのとり
そんな方には、次に紹介する2冊がおすすめだよ!

 

おすすめの英単語帳その②「学生時代にこんな本が欲しかった!」という声が多数!英語学習のハードルを下げてくれる良書!読まずにわかるこあら式英語のニュアンス図鑑こあらの学校(著)KADOKAWA

【おすすめポイント①】日本人にはない英語のニュアンスを掴むことができる

「読まずにわかる こあら式 英語のニュアンス図鑑」は、「名詞」「動詞」「助動詞」「形容詞」「副詞」「前置詞・接続詞」と6つのカテゴリーにわかれています。

英語が苦手だった著者だからこそ、初心者が疑問に思うポイントがしっかり解説されています。

ただのとり
例えば、shopとstoreの違いはわかる?

どちらも日本語では「店」と訳されますが、明確な違いがあります。

YouTubeでも解説動画があるので確認してみてくださいね。

【おすすめポイント②】脱英語アレルギー!英語が苦手な人でも学べる仕掛けが満載!

英語アレルギーだった私にとって、英単語帳や参考書を買っても続けることが出来ませんでした。

ただのとり
積ん読になった本は数えきれないほどあります・・。

そんな自分ですが、この「こあらの学校」は、学生時代に出会っていたら、英語学習が好きになっていただろうなと思わせてくれる内容でした。

なぜなら、英語アレルギーを克服する仕掛けがたくさんあるからです。

 

【仕掛けその①】イラストが満載で勉強という感覚がない

全ページでカラーイラストが満載で、勉強という感覚がなく楽しみながら英語を学ぶことができます。

ただのとり
コアラのこあたんとカンガルーのるーたんがとっても可愛いので、お子さんにもおすすめだよ!
ぺんぺん
イラストがはいっていると抵抗なく読めるよね!

また、「like」、「love」、「adore」等といった英単語の微妙な違いがグラデーションによって表現されているので、細かい違いがパッとみて感覚的に理解できるようになっています。

 

【仕掛けその②】英語初心者でも理解できる言葉で書かれている

『こあら式 英語のニュアンス図鑑』には、英語学習書には当たり前に出てくる英語の難しい用語が出てこないので、英語初心者でも無理なく頭に入ってきます。

例えば、動詞はこのように表現されています。

動詞は主語の動作(「話す」など)や状態(「好き」など)を表す語で、英語を話したり書いたりする上で無視することができない重要な品詞です。

こあら式 英語のニュアンス図鑑P49

ぺんぺん
説明がやさしくてわかりやすいね!
ただのとり
日本人には感覚がつかみづらい冠詞や前置詞についてもしっかり解説がされているので、「そうなんだ!」と思うポイントがたくさんありました。

 

Amazonのレビューにはこのような声があります。

未就学の子供たちの英語学習に役立っています。

著者の英語アレルギーをなくしたいという思いが詰まっており、可愛いイラストとわかりやすい解説で子供たちが「次のページには何が書いてあるの?」楽しみながら学んでいます。また、子供だけでなく私もニュアンスを表す副詞を英文と和訳だけでなくイラストからも学べるのでとても助かっています。英語のレベルと問わず活用できるので、オススメです。

普段、海外大学や大学院進学志望者を指導しています。
まれに、本当に英語のアレルギーがあったり、通常の勉強しても伸びない人がいますが、このような内容の本であれば、今までにない方法で、苦手意識を克服できるかと思います。
私自身は英語圏で10年近く生活していたため、この本に書かれているよう内容は自然に身についている反面、それを体系的に教えることができる点で、この本は画期的だと思います。この本は、小学生から大学生、社会人と、年代に関わらず、利用できると思います。
本書を利用して、より多くの方の英語アレルギーがなくなり、世界への扉を開くきっかけになればと思います。早速、私の生徒さんたちに積極的に紹介させていただきます。

 

ただのとり
カバーを外すと、本当の図鑑みたいになるのも細かい工夫がされていて好きです!

おすすめの英単語帳その③今までになかった!英単語がスルスル覚えられるスゴい英単語本!わんわんの芋づる式図解英単語わんわん(著)ソーテック社

【おすすめポイント①】芋づる式で無理なく英単語を覚えることができる

「芋づる式」とは、1つの物事をきっかけに、新たな物事が次々と明らかになる様子のこと。

その名の通り、英単語をスルスルと覚えることができる画期的な本が「わんわんの芋づる式図解英単語」です。

ただのとり
どんどん覚えられる理由は、語源からアプローチしているから。
ぺんぺん
語源ってなに?

英単語は3つのパーツで出来ています。

例えばProjector(投影機)は以下の3つのパーツにわけられます。

Pro 接頭辞(前に) ject 語根(投げる) or 接尾辞(もの)

このそれぞれのパーツのことを語源と呼びます。

ただのとり
語源の持つイメージが理解できると様々なメリットがあるよ!

 

【メリットその①】 知らない単語であっても意味が推測できる

私はずっとTOEICを勉強していますが、いくら単語を覚えても知らない単語はでてきます。

そんな時に語源を知っていると、たとえわからなくても意味を推測できるようになります。

ただのとり
時間との勝負のTOEICでは「これはどんな意味だろう」って考えている時間はないので、わからない単語でも推測できる力はすごく大切だよ!

 

【メリットその②】 英単語を効率的に覚えられる

ただのとり
語源を知っていると英単語の暗記も楽になります。

英語の法則を知っていることで新しい単語であっても「なんとなくこんな意味があるな」と意味がつかめるようになるのです。

例えば、spectには「見る」という意味があり、どこを見るかによって意味が異なります。

in には「中に」

exには「外に」

inspectで「中を見る」➡点検する

expectで「外を見る」➡期待している

spect「~を見る」という核からイメージして、次々と覚えることで効率的に新しい単語を暗記することができます。

これはメンタリストDaiGoさんがおすすめしているチャンク化する方法に似ています。

チャンク化とは、バラバラの情報をあるルールに基づきグループにまとめて覚える方法のこと。

チャンク化することで、脳の負担を一気に減らすことができるので、学習効率を劇的に高めることができます。

 

【メリットその③】「働き者の単語」を覚えることでグングンとスピーキング力がアップする!

ただのとり
わんわんの本は語源だけの本ではないよ!

単語には使用頻度の高い「働き者の単語」というものが存在します。

覚えておくとコスパの良い「働き者の単語」の使い方が図解で紹介されているのも『わんわんの芋づる式図解英単語』の特徴の1つ。

たとえば、「take」という単語。

takeには「取る」というコアの意味があります。

これは、物質的なものだけではなく、さまざまな動作の「とる」という意味に使えます。

take a break(ひとやすみする)

take a picture(写真を撮る)

take a test(試験を受ける)

take a taxi(タクシーでいく)・・・

英単語を覚える時には、働き者の単語から使いこなせるようになると、日常会話で頻繁に使えるのでとても便利です。

ぺんぺん
Takeが使いこなせるだけでもたくさんの表現が話せるようになるんだね!

 

みるみる話せるようになる!英単語帳を9倍効果的に使う秘訣とは?

ただのとり
せっかく勉強するので最大限効果的に英単語帳を活用したいですよね。

9倍にも効果がアップする単語帳の使い方をお伝えします。

【ポイント➀】 人に教えるつもりで本を読む

ただのとり
本を読んだら「なるほど~」だけで終わらせていませんか?
ぺんぺん
え?「なるほど~」で終わっていたらいけないの?
ただのとり
それだけで終わっていたらとてももったいないよ!

ラーニングピラミッドという言葉をご存じでしょうか。

ラーニングピラミッドとは、学習の定着率をピラミッド形式で序列をつけたものになります。

ラーニングピラミッドによると、学習は「講義を受ける」から「他人に教える」までの7つの段階に分かれており、下段に行くほどその効果が高いと言われています。

中でも一番学習定着率に効果的なのは「他人に教える」こと。

人に教えるつもりで本を読むことで、より深く学習することができるのです。

ただのとり
ただ読書するだけでは定着率が10%なのに対して、他人に教えると90%も定着しているよ。
ぺんぺん
人に教えるってすごい効果があるんだね!

さらに意識することは、小学生でもわかるようなやさしい言葉をつかうことです。

本を読むときは、「どうやって教えたら伝わるか?」を意識しながら読むことで、より頭に入りやすくなります。

 

【ポイント②】 自分で例文を作ってみる

「いくら英単語を覚えてもスピーキングで全然使うことが出来ない・・。」

ただのとり
かつての私の悩みでした。

なぜいくら覚えても使えなかったのかというと、自分の生活とは無関係の例文を機械的に覚えていたからです。

覚えた英単語をスピーキングでも使えるようになるためには、英単語を使ってあなた自身に関する例文を作ることです。

 

ただのとり
例えばtake a breakという単語があったら、どんな例文が作れるか考えてみよう!
ぺんぺん

I want to take a break.

You look tired. You need to take a break. ・・・色々考えられるね!

 

自分ごととして覚えていくことで、日常で使える表現が驚くほど増えていきます。

 

英語学習を習慣化させる方法

「よし!やるぞ!」と意気込んでも次の日には続かない・・なんてことありませんか?

ただのとり
自分はなんて意志が弱いんだろう・・と思っていましたが、これは当たり前のことなんです。

まったく勉強していなかった人がいきなり何時間も学習するのは難しいですよねん。

大切なことは「勉強しよう」と意気込む必要がないくらい英語学習をあなたの日常生活に組み込むことです。

英語学習が習慣化すると、歯を磨くのと同じくらい英語を学習することが当たり前になっていきます。

ただのとり
私は三日坊主のプロといってもいいくらい何も続かなかったのですが、英語学習だけはずっと続いています。

 

英語学習を習慣化させるためには「アンカリング」という方法がおすすめ。

アンカリングとは、場所・時間と特定の勉強・特定の動作を結びつけておくことです。

・通勤電車では➡英単語を覚える

・朝起きたら➡英単語帳を読む

 など細かく決めてしまいましょう。

 

ただのとり
「いつ・どこでやるか」を詳しく決めることで、いつもの習慣に無理なく英語学習を組み込めるようになるよ!

 

終わりに

今回は初心者におすすめの英単語帳についての記事を書かせていただきました。

「その英語の偏差値じゃ、志望校は無理だよ」

高校の頃に通っていた塾のカウンセラーに言われた言葉です。馬鹿にしたように言われたことを今でも覚えています。

事実、受験では思いっきり英語が足を引っ張って第一志望には行けませんでした。

当時は「英語ができるようになりたい」という思いがありながらも、どう勉強したらよいかわかりませんでした。

無機質な単語の暗記に減点方式の採点方法。
少しでも文法を間違えたら笑われて、英語を学ぶ楽しさを感じたことがありませんでした。

大人になって、真剣に英語を勉強するようになり様々な勉強法に出会い、英語をようやく楽しいと思えるようになってきました。

あんなにキライで、私の進路を邪魔するものだった英語が、いつしか私の人生の選択肢を広げてくれるものになっていました。

そんな経験から、英語が嫌いだった学生時代に出会いたかった本をご紹介させていただきました。

学生の頃から英語がもっと出来ていれば・・と思うことは何度もありますが、試行錯誤しながら学んできた経験は決して無駄ではないと思っています。

あなたの英語学習をより素晴らしいものにしてくれる本がみつかりますように。

 

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