「to不定詞」と「動名詞」の違いをわかりやすく解説!

 

英語学習者さんの相談を受けていると

「to + 動詞の原形(to不定詞)」と

「動詞 + 〜ing(動名詞)」の使い分けで悩む方がとても多いです。

 

両方とも「~すること」という意味になりますが、

実は“時間感覚”や“視点の置き方”が微妙に異なります。

 

今回は、初心者の方でもわかりやすいように

具体的な例文を交えながらto不定詞と動名詞の違いを解説していきます!

 

まずは動画で解説

to不定詞(to + 動詞の原形)

わんわん
to不定詞は先週も取り上げましたね。先週の動画も載せておきます。

 

to不定詞は「これから~する」

「まだ行動には移していないけど、そうしたい」

「目的・意思がある」などをイメージさせることが多いです。

 

必ずしも未来だけを指すわけではありませんが、

“これから行う行動への意志や可能性”が含まれるケースがよく見られます。

 

例文

I plan to visit Europe next year.

(私は来年ヨーロッパを訪れるつもりです)

→ まだ行っていない・これから行く意思がある。

 

My dream is to become a singer.

(私の夢は歌手になることです)

→ 将来の目標・夢としての要素が強い。

 

I want to buy a new laptop.

(新しいノートパソコンを買いたい)

→ これから買う意志・まだ購入していない。

 

I like to swim.

(私は泳ぐのが好きです)

→ 「泳ぎに行くのが好き」「泳ぐという行為を選ぶ自分が好き」といった、やや“行動を選択する意思のニュアンス。

 

動名詞(動詞 + 〜ing)

一方、動名詞は「行為そのもの」や「すでに行ったこと」

「経験してきたこと」にスポットが当たるイメージがあります。

「~ing」はより「躍動感」のある表現です。

 

「その行為自体が好き」「実感がある」というニュアンスを帯びる場合が多いです。

 

例文

I enjoy cooking Italian food.

(イタリア料理を作るのを楽しんでいます)

→ 行為そのものが楽しい。すでに経験しているイメージ。

 

He admitted cheating on the test.

(彼はテストで不正行為をしたことを認めました)

→ 過去に実際に行われた行為。

 

I like swimming.

(私は泳ぐこと自体が好きです)

→ 実際に泳いでいる行為そのものが好き

 

I enjoyed swimming in the sea last week.

(先週、海で泳ぐのを楽しみました)

→ 明確に過去の行為として楽しんだことを表している。

 

実際にどう違う? 例文で比較

「I like to swim.」と「I like swimming.」

I like to swim.

→ 「泳ぐのが好きだ」という点は同じですが、これから泳ぎに行こうかなといった意志や行動選択のニュアンスがわずかに含まれやすい。

 

I like swimming.

→ 「泳ぐという行為自体が好き」で、すでに経験している・慣れ親しんでいる感覚を強調。

 

わんわん
💡とはいえ、会話ではほとんど変わらず使われる場面も多いです。

 

「I prefer to travel by car.」と「I prefer traveling by car.」

I prefer to travel by car.

→ もし移動手段を選ぶなら、「車で行くのが好きだ」というこれからの行動にフォーカス。

 

I prefer traveling by car.

→ 「車で移動する行為が快適で好き」という、行為そのものへの評価を表す。

 

💡必ずしもこのニュアンスを厳密に使い分けているわけではなく、日常会話ではほとんど同じように使われる場合も多いです。理解を深めるための目安としてイメージしてみてください。

 

混乱しやすいポイントと対処法

「remember」や「forget」など、一部の動詞はto不定詞と動名詞で意味がガラッと変わるものがあります。

こちらもいくつか例を出します。

remember

🌟remember + to不定詞

 

意味:これからやるべきことを「忘れずに行う」イメージ

 

例文:Remember to call your mother.

(お母さんに電話するのを忘れないでね)

 

解説:まだ電話をしていない“未来の行動”を思い出す、というニュアンス。

 

🌟remember + 動名詞(〜ing)

 

意味:過去にやったことを「覚えている」イメージ

 

例文:I remember calling her last night.

(昨日の夜、彼女に電話したことを覚えている)

 

解説:すでに“電話をした”という事実を思い出している。

 

forget

🌟forget + to不定詞

 

意味:これからやるべきことを「忘れる」イメージ

 

例文:I forgot to lock the door this morning.

(今朝ドアに鍵をかけるのを忘れた)

 

解説:まだ行われていない行動(鍵をかける)を“うっかりしなかった”という意味合い。

 

🌟forget + 動名詞(〜ing)

 

意味:過去にやったことを「忘れる」、もしくは「忘れられない」という表現

 

例文:I’ll never forget meeting you for the first time.

(初めてあなたに会ったときのことは絶対に忘れない)

 

解説:すでに起こった出来事を覚えている/忘れられない、という意味。

 

stop

 

🌟stop + to不定詞(副詞的用法)

 

意味:何か別の行動をするために「立ち止まる/中断する」

 

例文:I stopped to buy some coffee on my way to work.

(通勤途中にコーヒーを買うために立ち止まった)

 

解説:to不定詞が「買うために」という目的を表す「副詞的用法」です。もともとの行動(通勤)を一時的に中断して、別の行動(コーヒーを買う)を行うというニュアンス。

 

🌟stop + 動名詞(~ing)

 

意味:今続けている行動(または習慣)を「やめる」

 

例文:He stopped smoking for his health.

(彼は健康のためにタバコをやめた)

 

解説:もともと習慣として続けていた喫煙行動をストップした、という意味を表します。

 

実際に英作文をすると理解が深まります💡

よくある英語学習の失敗パターンは

「読んで終わり」「演習問題を解いて終わり」の学習です。

 

これだと、その時は記憶に残っても、

いざ自分が使う時になかなかパッと出てきません。

実際にアウトプットする瞬間に迷うことが多いです。

 

簡単な英作文をしてみる・声に出してみるなど、使う練習をして初めて身につきます。

 

わんわん
アウトプットを前提にインプットしておきましょう💡

 

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