【初心者向け】使役動詞make・let・get・haveの意味と使い方をわかりやすく。

友達に「ちょっと試させて」と言いたいとき

 

友達に「手伝ってもらった」と話したいとき

 

店員さんに「~をお願いした」と伝えたいとき

 

英語でこのような表現をしたいときに、

「どのように言えば…」と考えてしまうことはありませんか?

 

こうしたとき、英語では「〜させる」「〜してもらう」という表現が必要になります。

そして、そんな場面で自然に使えるのが、使役動詞です。

 

英語の使役動詞は一見むずかしそうに感じますが、

実は日常会話でよく使う、便利な表現。

 

この記事では、「make」「let」「have」の使い方を、

初心者にもわかりやすく、

イメージ中心でやさしく解説していきます!

 

具体例も紹介しますので、

ぜひ最後まで読んで、今日から英会話に活かしてみてくださいね。

 

まずは動画で解説!

使役動詞とは?【まずイメージをつかもう】

 

使役動詞とは、

「人に何かをさせる」「人に何かをしてもらう」

というときに使う特別な動詞のことです。

 

日本語でも自然にこんな言い方をしますよね。

 

「お母さんにごはんを作ってもらった」

 

「上司が私を会議に出させた」

 

「友達に荷物を持たせた」

 

英語では、この「〜させる」「〜してもらう」を表現するために、

make・let・have という動詞を使います。

 

この3つの使役動詞をうまく使えると、

英語でのお願いや許可、依頼がぐっと自然になります。

 

3つの基本使役動詞(make・let・have)の違いと使い方

【make】強制っぽく「〜させる」

 

make は、

「半ば無理に〜させる」「仕方なく〜させる」

というニュアンスを持っています。

 

💡基本構文

make + 人 + 動詞の原形

 

📚例文

She made me clean my room.

(彼女は私に部屋を掃除させた)

 

My boss made me stay late even though I had plans.

(予定があったのに、上司に残業させられた)

 

💡ポイント

感情が強めにこもるため、

文脈によっては少しネガティブな印象になることもあります。

 

 【let】自由に「〜させる」

 

let は、

「相手に自由に〜させる」「制限せずにさせてあげる」

というイメージです。

 

💡基本構文

let + 人 + 動詞の原形

 

📚例文

Let me try.

(試させて)

 

Let me help you carry those bags. They look heavy.

(そのカバン重そう。手伝わせて)

 

💡ポイント

letは、

「してもいいよ」という【自由さ】を与える動詞です。

優しい許可というよりも、もっと自然な自由さを感じさせます。

 

【have】状況を「持つ」イメージで「〜してもらう」

 

have は、

「(人に)してもらう」「(状況を)持つ」

という感覚に近い動詞です。

 

💡基本構文

have + 人 + 動詞の原形(依頼・お願い)

 

have + モノ + 過去分詞(サービス依頼)

 

📚例文

I had my friend help me.

(友達に手伝ってもらった)

 

I had her take a picture.

(彼女に写真を撮ってもらった)

 

I had my car washed.

(車を洗ってもらった)

 

I had my hair cut at the new salon near the station.

(駅の近くの新しい美容院で髪を切ってもらった)

 

💡ポイント

haveは、

「頼むけど、そんなに強く押しつけない」

「そういう結果(状況)を持つ」という自然なニュアンスになります。

 

getを使ったカジュアルな依頼表現

get を使っても、「〜してもらう」を表現できます。

 

ただし、

haveよりも「自分で動いた感じ」が強いのが特徴です。

 

💡基本構文

get + モノ + 過去分詞

 

📚例文

I got my passport renewed.

(パスポートを更新してもらった)

 

I got my nails done.

(ネイルをしてもらった)

 

I got my hair cut yesterday!

(昨日、髪切ったよ!)

 

💡ポイント

getは、「自分から予約した」「手配した」という

アクティブな行動感が少しあります。

カジュアルな場面でよく使われます!

 

今日からできる!簡単なアウトプットの練習

 

使役動詞に限らずですが、「理解」で終わらずに、

アウトプットの練習をしておくと、

いざ使う場面でパッと英語が出てきやすくなります。

 

まずは、

 

自分

 

家族

 

友人

 

を主語にして、3文 作ってみるなど、アウトプットの練習をしていきましょう。

 

練習例

I let my kids play outside.

(子どもたちを外で遊ばせた)

 

I had my bike fixed.

(自転車を修理してもらった)

 

My boss made me work late.

(上司に遅くまで働かされた)

 

おすすめは、

「英語日記」や「独り言英語」で、

このパターンを自然に口に出す練習をすること。

そうすると、

会話でスムーズに応用できるようになります。