第1~5文型とは、
英文法の骨組み部分。
文の形のことです。
そう思っていませんか?
ちょっと待ってください。
文の形がわからないのに
組み立てできますか?
それは絵柄を見ずに
パズルをやるようなもの。
本記事では、
第1~5文型を
例文とともに
わかりやすく解説。
また、会話に使える
「無料PDF テキスト」も
お配りしているので
参考にしてみてください。
目次🐧
動画でもわかりやすく解説!
YouTubeでは、初心者向けに
かみ砕いて説明。
英語が苦手な方でもパッと
理解できます。
まずは第1~5文型を整理!
英悟はこの5つの文型に
分類できます。
つまり!
この文型に当てはめるだけで
アウトプットができます。
💡わんわんメモ
文型はたいてい動詞が決めます。
I run.のように「走る」だけで完結する場合は第1文型
I like dog.のように「~を」まで必要なものは第3文型
何が文型を決めたか?そう。動詞です。
また動詞によってはいくつかの文型をとるものもあります。
細かくはこの後見ていきます😊
第1文型 S+V
第1文型は
「S(主語)+V(動詞)」
だけで完結する文章です。
例)
I walk.
(私は歩く)
He smiled.
(彼は微笑んだ。)
She sings.
(彼女は歌う。)
"I like dogs."
「犬」の部分がないと
意味が完結しないものは
第3文型で使われます。
"I walk."のように
目的語がいらない
動詞を自動詞
"I like dogs."のように
目的語が必要な動詞を
他動詞と言います。
例)
You smile at the camera.
(あなたはカメラに笑顔を向ける。)
We go to the park.
(私たちは公園に行く。)
She walks to the store.
(彼女は店まで歩く。)
🌟atは「点」をイメージする前置詞で、「見る」「微笑む」先を表します。
🌟toは「到達点」をイメージする前置詞で、「行く」「歩く」先を表します。
いろいろな前置詞があり、
どの前置詞を使うのかは
単語同士の相性があります。
「前置詞の記事」も
公開していますので、
合わせて読んでみて。
第2文型 S+V+C
第2文型は
「S(主語)+V(動詞)+C(補語)」
で構成された形で、
「S(主語)=C(補語)」の関係。
例)
He is kind.
(彼はやさしい。)
You look busy.
(あなたは忙しそうね。)
Thats sounds fun.
(それは楽しそう。)
「彼=やさしい」
「あなた=忙しい」
「それ=楽しい}
そんな表現ができます。
💡わんわんメモ
be動詞が代表的ですが、上の例文のように
🌟lookやsound(~に見える・~に聞こえる)のような場合
🌟He became a teacher.
(学校の先生になった。)
のように「~になる/なった」と変化を表す場合
🌟She remains silent.
(彼女はだまっている)
のように「~のまま」と意地を表す場合にも使います。
第3文型 S+V+O
第3文型は
「S(主語)+V(動詞)+O(目的語)」
で構成された形で、
「主語が何を(目的語)
どうするか(動詞)」
例)
I like dogs.
(私は犬が好き。)
He plays teniss.
(彼はテニスをする。)
She had lunch.
(彼女はお昼を食べた。)
自動詞は第1文型でしたが、
目的語が必要な他動詞は
こちらの第3文型。
🌟likeの後のdogは犬全般を表すため、複数形。
🌟私とあなた以外のひとり/ひとつの動詞にはsがつきます。
「plays」のように規則的に変化する動詞もあれば、「goes」や「does」のように不規則に変化する動詞もあります。
🌟lunchには「a」がつきません。(会社から支給されたお弁当や、ランチ会など特別なlunchには冠詞がつきます。)
第1文型にもなる。
第3文型にもなる。
単語によって
相性の良い文型があります。
"I walk"など
目的語のいらない動詞は第1文型。
でも、実は"walk"は
"I walk the dog."
(私は犬の散歩をする。)
のように第3文型でも使えます。
他にも move、
I moved.
(引っ越ししました。)
I moved the desk.
(机を動かしました。)
どちらでも使えます。
単語は登場するたびに
使われ方を
確認していきましょう😊
本当に5パターンだけ?
ここまで読んで、
「言いたいことを話すのに
5パターンはちょっと
盛りすぎじゃない?」
そう思われた方も多いはず。
私だったらそう思います。
でも、文型に+αの情報を
足し算する考え方をもつと、
アウトプットの幅が広がります。
場所を足し算
He plays tennis at the park.
(彼はその公園でテニスをする。)
時間を足し算
He plays tennis at the park on Sundays.
(彼は日曜日にその公園でテニスをする。)
*前置詞はon? at? in?については「前置詞の記事」へどうぞ!
ミニコラム
足し算する感覚を覚えると、徐々に表現の幅を増やすことができます。
しかし、ベースとなる文型の形がわかっていなければ、応用ができない。
フレーズの丸暗記や〇〇パターンも効果はあるのですが、
こうした文型の基礎の理解がなければ、
言いたいことが言えるようにはなりません。
別に分厚い文法書を覚える必要はありません。
最低限だけでOK。英文法を身に着けるのは会話でも大切です。
第4文型 S+V+O+O
第4文型は
「S(主語)+V(動詞)+O(目的語1)+O(目的語2)」
で構成された形で、
「主語が何に(目的語1)
何を(目的語2)~する(動詞)」
例)
He teaches me Chinese.
(彼は私に中国語を教える。)
He cooked me dinner.
(彼は私に夕食をつくった。)
He sometimes offers me chocolates.
(彼はときどき私にチョコレートを差し入れする。)
この文型では、主語(S)が動詞(V)を使って、目的語1(O)に目的語2(O)を与えます。
🌟I gave my friend a gift.
(私は友達にプレゼントをあげた。)
「I」が主語
「gave」が動詞
「my friend」が目的語1(受け取る人)
「a gift」が目的語2(与えられるもの)
このように目的語1に目的語2をあげる場合の意味でよく使われます。
その他の第4文型に使える単語:tell/buy/make/cook/explainなど
第4文型は第3文型に言い換えできます!
toやforなどの
前置詞を使うことで、
言い換えが可能です。
例えば、
🌟I teach him English.
(私は彼に英語を教える)
→
「I teach English to him」
🌟She bought me a gift.
(彼女は私にプレゼントを買った)
→
「She bought a gift for me」
💡相手が必要な場合はto
相手がいらない場合はfor
「教える」は相手が必要です。
「買う」は相手がいなくても「買う」ことができます。
例えば、
show/explain/tellはtoをとります。
buy/make/cookはforをとります。
第5文型 S+V+O+C
第5文型は
「S(主語)+V(動詞)+O(目的語)+C(補語)」
で構成された形。
➀「O=C」
②「OにCをさせる」(使役)
③「OがCするのを見る/聞く」(知覚)
「O=C」になるパターン
🌟They named the baby Emma.
(彼らはその赤ちゃんをエマと名付けた。)
They (S) - 彼ら(赤ちゃんに名前を付けた人たち)
named (V) - 名付けた(行動を示す動詞)
the baby (O) - その赤ちゃん(名前を付けられる対象)
Emma (C) - エマ(赤ちゃんの名前、直接目的語を説明する補語)
🌟The teacher called me a good student.
(先生は私を優秀な生徒だと言った。)
The teacher (S) - 先生(発言者)
called (V) - 言った(行動を示す動詞)
me (O) - 私(発言の対象)
a good student (C) - 優秀な生徒(私についての説明、補語)
その他の第5文型(O=C)に使える単語:call/consider/make/name/appoint/elect/findなど
🌟She made me laugh.
(彼女は私を笑わせた。)
She (S) - 彼女(行動を指示する人)
made (V) - 笑わせた(使役動詞)
me (O) - 私(行動の受け手)
laugh (C) - 笑う(行われる行動)
🌟The teacher let the students go home early.
(先生は生徒たちを早く帰らせた。)
The teacher (S) - 先生(行動を指示する人)
let (V) - 帰らせた(使役動詞)
the students (O) - 生徒たち(行動の受け手)
go home early (C) - 早く帰る(行われる行動)
🌟I had him wash the car.
(私は彼に車を洗わせた。)
I (S) - 私(行動を指示する人)
had (V) - 洗わせた(使役動詞)
him (O) - 彼(行動の受け手)
wash the car (C) - 車を洗う(行われる行動)
🌟make(力をくわえてつくる)
He made me stop drinking.
(彼は私がお酒を飲むのを止めさせた。)
※stop 〇〇ing=〇〇するのを止める
🌟have(そうした状況を持つ)
My boss had me do this work.
(私の上司は私にこの仕事をさせた。)
🌟let((自由に)~させる)
Let me think.
(考えさせて。)
🌟I saw him leave the house.
(私は彼が家を出るのを見た。)
I (S) - 私(知覚をする人)
saw (V) - 見た(知覚動詞)
him (O) - 彼(行動をする人)
leave the house (C) - 家を出る(行われる行動)
🌟She heard the baby cry.
(彼女は赤ちゃんが泣くのを聞いた。)
She (S) - 彼女(知覚をする人)
heard (V) - 聞いた(知覚動詞)
the baby (O) - 赤ちゃん(行動をする人)
cry (C) - 泣く(行われる行動)
🌟We felt the earth shake.
(私たちは地震を感じた。)
We (S) - 私たち(知覚をする人)
felt (V) - 感じた(知覚動詞)
the earth (O) - 地球(行動をするもの)
shake (C) - 揺れる(行われる行動)
英文法、やっぱり必要?
ここまで読んでいただけた
あなたなら文型の大切さに
気付いていただけたはず。
そう。
文を組み立てるのに文型は必須。
この骨組みを知らずして
単語やフレーズだけを
いくら覚えても、
応用ができない。
応用ができなければ、
覚えた単語やフレーズは
覚えたままの例文でしか
使うことができないのです。
まずは文法の基礎を完璧に。別に受験英語をやれというわけではないのです。
私たちが中学校3年間で学習したくらいのレベル。英検3級レベル。それくらいのレベルで大丈夫。
そして、基礎英文法を骨組みに、英語のアウトプットをする。
例えば、過去形を学習したら、過去形の英作文をする。
こうすることで、アウトプットを前提としたインプットができます。