英語における時制は、
過去や未来のような「時」を表すために
動詞の形を変化させます。
過去完了形や未来進行形など
名前を聞いただけで頭が痛くなる
時制もあるのですが、
「まずはこの5つ。」というものを
今回はピックアップしました。
本記事では、
基本的な5つの時制を
例文とともに
わかりやすく解説します。
目次🐧
動画でもわかりやすく解説!
YouTubeでは、初心者向けに
かみ砕いて説明。
英語が苦手な方でもパッと
理解できます。
まずは5つの時制をざっと整理!
🌟現在進行形(今現在していること)
I am reading a book.
私は本を読んでいます。
🌟現在形(習慣・事実・現在の状態)
She studies every day.
彼女は毎日勉強します。
🌟現在完了形(過去のことが現在に影響)
We have finished our homework.
私たちは宿題を終えました。
🌟過去形
He watched a movie last night.
彼は昨夜、映画を見ました。
🌟未来形
They will go to the park tomorrow.
彼らは明日、公園に行く予定です。
💡わんわんメモ
動詞の形が変わっていたり、動詞の前にhaveやwillがついていますね。
日本語でも「時」を表すときには、「~です。」だけではなくて、
「~だった」「~するつもりだ」のような形に変えなくてはならない。
これは英語でも同じです。
現在進行形
現在進行形は今現在していることを表します。
主語+be動詞+動詞のing形です。
例)
I am reading a book.
私は本を読んでいます。
She is drawing a picture.
彼女は絵を描いています。
They are studying English.
彼らは英語を勉強しています。
The cat is sleeping on the sofa.
猫がソファで寝ています。
💡「now」を加えることで、その瞬間の行動をより強調することができます。
They are studying English.
彼らは英語を勉強しています。
They are studying English now.
彼らは今、英語を勉強しています。
現在形
現在形は、今現在してることではなく、
習慣や事実、そして状態を表します。
動詞の変化はありません。
例)
He drinks coffee every morning.
彼は毎朝コーヒーを飲みます。(習慣)
The sun rises in the east.
太陽は東から昇ります。(事実)
The cat loves to sleep in the sun.
その猫は日なたで寝るのが好きです。(状態)
現在進行形と現在形
🌟I'm studying English.
これは現在英語を勉強していることを表しています。
🌟I study English.
こちらは英語を習慣的に勉強していることを表しています。
📝例えば「know」、現在進行形にして「今現在、知っている」だと変ですよね。
know、understand、liveなどが状態動詞です。
「すぐにやめたり再開したりできない動詞」と覚えておくと覚えやすいと思います。
💡状態動詞でも、現在進行形にすることができる場合があります。
例えば“I'm living in Tokyo.“
こちらは「一時的に東京に住んでいる」ことが暗に示されています。
💡状態動詞と動作動詞の両方を取る動詞があります。
例えば「have」、
I have breakfast every morning.
(私は毎朝朝食をとっている。)*動作動詞
I have a brother.
(私には兄弟がいる。)*状態動詞
兄弟がいることを進行形にすることはできませんが、
朝食をとることを進行形にすることはできます。
(I'm having breakfast.)
過去形
過去の特定の時間に起こったことを表します。
例)
I visited Tokyo last year.
(私は去年東京を訪れた。)
She bought a new car last month.
(彼女は先月、新しい車を買いました。)
💡過去形で気を付けないといけないことは、2つ目の例文のように動詞が不規則に変化する場合もあるということです。(buy現在➡bought過去➡bought過去分詞)
一例)「ゼロイチプログラム」 テキストより
現在完了形(継続)と現在完了進行形
現在完了形の継続、
現在完了進行形って聞くと、
とても難しく感じますよね。
「過去から現在まで続いている」
そう考えるとわかりやすいです。
現在完了形(継続)では
「have/has+過去分詞」の形で
過去から現在まで続いている状態を表します。
💡基本的にknowやliveなど
状態動詞を使います。
(*たまに動作動詞を使うこともあります。)
例)
I have known her for years.
(私は彼女を何年も知っています。)
We have been friends since childhood.
(子供の頃から友達です。)
💡例文のようにfor(~の間)/since(~から)を合わせて使う場合が多いです。
💡過去分詞の形も過去形と同じように不規則に変化する場合があります。
(know現在➡knew過去➡known過去分詞)
一方で、現在完了形進行形では
「have/has + been + 動詞の-ing形」の形で
過去から現在まで続いている動作を表します。
その動作が終わっていないことを
表しますので、動作動詞が入ります。
例)
I have been reading this book.
(私はこの本を読み続けています。)
I have been working for hours.
(数時間働いています。)
💡例外もありますが、動作動詞は現在完了進行形を、状態動詞は現在完了形を使用すると覚えておくとシンプルです。
現在完了形(完了)
「have/has + 過去分詞」
「現在までに完了したこと」を表します。
例)
I have finished my homework.
(私は宿題を終えた。)
She has cleaned her room.
(彼女は部屋を掃除した。)
💡過去形が「過去の特定の時間」に焦点を当てているのに対し、現在完了形は「過去から現在まで」の期間に焦点を当てています。
そのため、過去形は具体的な時間(昨日、一昨日、去年など)を伴うことが多いですが、現在完了形は具体的な時間を伴いません。
例)
❌I have finished my homework 1 hour ago.
❌She has cleaned her room yesterday.
現在完了形(経験)
「have/has + 過去分詞」で表されますが、
現在までの間に一度でも
経験したことを示します。
例)
I have been to Tokyo once.
(私は一度東京に行ったことがあります。)
She has seen that movie before.
(彼女は以前その映画を見たことがあります。)
💡once/twiceといった回数やbefore(以前に)といった表現が一緒に使われることが多いです。
3つの未来形
🌟”be going to"での未来
"be going to"は、話し手が未来に何が起こると予想しているか、
または何をするつもりかを示します。
例)
I am going to start a new job next month.
(来月、新しい仕事を始める予定です。)
🌟"will"での未来
"will"は、未来に起こることについての一般的な予測や、
その場での決定、または約束を表すのに使います。
例)
It will rain later.
(後で雨が降るでしょう。)
🌟現在進行形での未来
現在進行形の形でも、未来を表すことができます。
主に予定されている未来の活動やイベントを表すのに使用されます。
確定的な予定です。
例)
I am meeting my friend tonight.
(今夜、友達に会う予定です。)
時制を学習したらアウトプットしてみよう!
時制を使いこなせるようになるために、
記事を読んで学習した内容を
ぜひアウトプットしてみましょう😊
例えば、過去形を学習したら、過去形を使って英作文
完了形を学習したら
「完了したこと」「継続していること」を英作文。
このようにアウトプット前提に、学習を進めることで、
実践の英会話でパッと英語が出てきやすくなりますし、
定着もしやすくなります。