「英会話がなかなか上達しないんだよね・・・。」
そんなことはありませんか?
その原因はもしかすると、基本動詞を使いこなせていないからかもしれません。
試験の英語勉強は1つでも多くの英単語を覚えておく必要があります。
わからない英単語があれば解けない問題が増えるからです。
一方で、英会話では英単語を使える形でインプットすることが重要です。
have、go、putなどの頻出の基本動詞を使うことで、英会話がずっとスムーズになります。
なぜなら基本動詞だけで、多くの事が表現できるからです。
こんにちは、わんわんです。
私が英会話の勉強をはじめたのは20代後半のころで、
学生時代に習った単語や文法もすっかり忘れており、手当たり次第いろいろな勉強をしていました。
そこから、コツコツと英会話の力を伸ばして、
今では社内通訳として大事な会議やセミナーでの通訳などもしています。
この記事では少しでも英語に苦手意識を持たないですむように、
基本動詞についてどこよりもわかりやすく解説しています。
※英単語のイメージを解説する著書「わんわんの芋づる式図解英単語」を出版しました。この記事の内容は現在多くの方が参考にしています。
なんと「南雲アナの英会話上達塾 - YouTube」でも参考書籍として「わんわんの芋づる式図解英単語」が登場しています。🎉
基本動詞が大事な理由
例えば、Haveだけでこれだけの使い方が可能です。
基本動詞の使い方と一緒にこのようなイメージを覚えておくと、
英会話でのアウトプットがしやすくなると思いませんか?
この記事では厳選した17の基本動詞について、
図解やイメージをまとめてあります。
💡基本動詞は複数の意味を持つものが大半で、
従来の「1つの英単語につき1つの意味を覚える」
英単語学習では理解が出来ない使い方が多くあります。
しかし、動詞の使われ方には1つのコアイメージがあるのです。
例えば、haveは「持つ」イメージですが、物理的なものを持つだけでなく、下のような使い方ができます。
🌟夕食の時間を「持つ」
🌟約束を「持つ」
🌟頭痛を「持つ」
全ては1つのコアイメージに繋がっているのです。
そこで、この記事では基本動詞に対して1つのコアとなるイメージを覚え、
図解により整理することで基本動詞を「整理した形でインプット」することができるようにしています。
「整理した形でインプット」することで英単語の多様な使われ方を理解出来るだけでなく、アウトプットもしやすくなります。
各動詞は「イメージ」「使い方」「例文」の3つの視点から確認が出来ます。
イメージは出来る限り覚えやすく、わかりやすいものを用意してありますのでぜひ参考にしてください。
・位置が移動するイメージを持つ動詞
・持つ・作るイメージを持つ動詞
・影響を与えるイメージを持つ動詞
位置が移動するイメージを持つ基本動詞
基本動詞「Take」のイメージと使い方
図解の通り基本動詞のtakeは物理的なものだけではなくて、様々なものを「取る」事ができます。
❶Let’s take a break.
ひとやすみしましょう。
❷I can take care of myself.
自分の事は自分で出来るよ。
❸Take her along, just in case.
念のために、彼女をつれていきなよ。
❹Why do you not take my offer?
なぜ私の申し出を受けないの?
❺Shall we take a walk tomorrow?
明日、散歩しましょうか?
基本動詞「Bring」と「Take」との使い分け
基本動詞のbringは「持ってくる」イメージです。使い分けをするときに、takeを「モッていく」と習ったのは僕だけでは無いはず。
またbringはtake同様に物理的なモノだけでなく、いろいろなものを持ってきます。
❶A phone call brought me flying to my grandmother.
電話が来たので祖母の元に飛んで行った。
❷The cloud brought heavy rain.
その雲が大雨を降らせた。
❸Bring it on.
かかってこい。
❹This election may bring about a big change.
この選挙は大きな変化を生むかもしれない。
❺Morning sunshine brings a peaceful day.
朝日が穏やかな一日をもたらす。
基本動詞「Go」のイメージと使い方
基本動詞のgoはポイントから離れていくイメージがあります。「行く」と覚えている人は混乱する用法もあるので上の図解のように整理してインプットしておきましょう。
❶Let’s go take supper.
夕食をとりましょう。
❷Maybe we should go home.
私たちは家に帰るべきかもしれないね。
❸We will go to Tokyo next month.
来月、私たちは東京に行きます。
❹Everything did go well in the end.
最終的には全てうまくいった。
❺How can I make the fever go away?
どうやったら熱が下がるかな?
基本動詞ワンポイント Go to a/theの使い分け
例えば、生徒が学校に行く場合はgo to schoolですが、保護者が学校に行く場合はgo to the schoolと表現します。この意味の違いを整理してインプットしておきましょう。
基本動詞ワンポイント Go の後ろにtoがつかないケース
「go home」
「go there」
「go abroad」
「go swimming」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
💡goの後ろが副詞や、~ingの時にはtoがつきません。
おさえておきましょう。
基本動詞「Come」と「Go」の使い分け
基本動詞のcomeはポイントへやってくるイメージがあります。「来る」だけではなくイメージも一緒におさえておけば英熟語の意味がイメージしやすくなります。
❶Will you come and pick me up?
私を迎えに来てくれない?
(Will youは確信がある聞き方で、カジュアルな依頼で使う。)
❷I wish I could come to the party.
パーティーに行くことが出来たらなぁ
(※GoとComeのイメージ図を見てね)
❸Come in, please!
どうぞお入りください
❹Come at once! ASAP!
すぐに来て!出来るだけ早くね!
(ASAP:As soon as possible)
基本動詞「Run」のイメージと使い方
Runはこのイメージから経営するといった意味でも良く使われます。
■Run a restaurant
レストランを経営する
■Run a company
会社を経営する などなど
「経営する」「流れる」「走る」・・・など、基本動詞のrunにはいろいろな意味があるように思えますが、「途切れなく➜の方に進む」とイメージしておくとまとめて理解することができます。
❶I saw a cat running across the street.
私は猫が通りを横切る所を見た。
❷A beautiful river runs through my town.
私の街には綺麗な川が流れている。
❸My mother has run a restaurant since 1999.
私の母は1999年からレストランを経営している。
❹We ran out of fuel because of long drive.
長旅のせいで私たちは燃料を使い果たした。
❺He runs for president.
彼は大統領に立候補する。
基本動詞「Leave」のイメージと使い方
leaveもおさえておくと便利な動詞です。
あるものを残して、その場を去るときに使えます。
文型の整理「leave」編
第一文型(SV): He leaves.
この文型では、「leave」は自動詞として使われます。「He」が主語(S)、そして「leaves」が動詞(V)です。
第三文型(SVO): I leave the room.
「I」が主語(S)、「leave」が動詞(V)、そして「the room」が目的語(O)です。
第四文型(SVOO): She left me a message.
「She」が主語(S)、「left」が動詞(V)、最初の「me」が間接目的語(O)、そして「a message」が直接目的語(O)です。
第五文型(SVOC):They left the door open.
「They」が主語(S)、「left」が動詞(V)、「the door」が目的語(O)、そして「open」が補語(C)です。
持つ・つくるをイメージする基本動詞
基本動詞「Have」のイメージと使い方
図解の通り、基本動詞のhaveは物理的なもの以外のモノも持つ事ができます。
❶I’m having a blast (right now)!
(今)すごく楽しんでいるよ!
(have a blast:とても楽しい時間を過ごす)
❷Let’s have dinner tomorrow.
明日夕食を食べましょう。
❸Do you have an iPhone charger?
iPhoneの充電器を持っていますか?
❹I had a wonderful time at Tokyo.
東京で素晴らしい時間を過ごしました。
❺May I have your business card?
名刺を頂けませんか?
基本動詞「Make」のイメージと使い方
図解の通り基本動詞のmakeは物理的なモノ以外も持つことができます。
❶You can make a difference.
あなたは変革もたらす事が出来る。
(make a difference:違いを作る➜変化をもたらす/改善する)
❷I always make it a rule to speak out.
私はいつも、ハッキリ言うようにしている。
(make it a rule to:~するようにしている。)
❸They didn’t make it to the game.
彼らは試合に参加出来なかった。
(make it to:間に合う・成功する)
❹It’ll only make things worse.
それは事態を悪化させるだけです。
基本動詞「Let」のイメージと使い方
基本動詞のLetは「~させる」としていろいろな使い方があります。まとめて覚えておきましょう。
❶Do not let him go to the sea.
彼を海に行かせるな。
❷I won’t let you go!
君を離さない!
❸Come on, let me in!
お願いだから、私を参加させてよ!
❹Let me ask you a question.
質問をさせて下さい。
❺Let us hear the rest of the story.
お話の続きを聞かせて下さい。
使役動詞Have/Make/Letの使い分け
💡Make/Have/Let + 目的語 + 原型不定詞
「~に~させる」といった意味を持つ使役動詞ですが、それぞれ使い方が少し違います。イメージとあわせて覚えておくと便利です。
基本動詞「Keep」のイメージと使い方
図解の通り、基本動詞のkeepは物理的なモノ以外も持ち続ける事ができます。
❶You should keep your word.
あなたは約束を守るべきだよ。
❷We didn’t want to keep you waiting.
私たちは貴方を待たせたくありませんでした。
❸Shall I keep this for you?
これは預かっておきましょうか?
❹Please keep your voice low.
静かにしてください。(声を小さくして欲しい時)
❺I kept warning you about the danger.
私は危険についてあなたに警告していたよ。
基本動詞「Hold」のイメージと使い方
図解の通り、基本動詞のholdは物理的なモノ以外も力をかけて保ことができます。
❶Hold on seconds please.
少々お待ちください。
❷Thank you for holding the door open.
ドアを開けておいてくれてありがとう。
❸The cake holds much sugar.
ケーキにはたくさんの砂糖が含まれている。
❹Our culture festival will be held in May.
私たちの文化祭は五月に開かれます。
❺I held my breath.
私は息をのんだ。
基本動詞「Break」のイメージと使い方
基本動詞のbreakはいろいろなものを壊す事が出来ます。
❶He fell off a bridge and broke his leg.
彼は橋から落ちて足をおった。
❷The TV program was interrupted by breaking news.
速報でテレビ番組が中断された。
❸The sound of thunder broke the silence.
雷の音が沈黙を破った。
❹A forest fire broke out yesterday.
昨日山火事が起きた。
❺He broke up after honeymoon.
彼は新婚旅行のあとに別れた。
基本動詞「Look」のイメージと使い方
基本動詞のLookは前置詞とくっついて色々な意味を持ちます。
❶I need to look after my young sister.
私は妹の面倒をみる必要がある。
❷Look up sky if you are depressed. Blue sky will cheer you up.
憂鬱なときは空を見上げて。青空が元気づけてくれるよ。
❸If I look back at myself, it is my fault.
振り返ってみると、私の責任です。
❹I am looking forward to seeing you.
お会いできるのを楽しみにしています。
❺I am looking for glasses now.
眼鏡を探しています。
基本動詞Look/Watch/Seeの使い分け
Look(能動的)
Look at the picture.
(色や形の詳細を)見る
I am looking for my ball.
私はボールを探しています
See(受け身)
Because I cannot see it.
だって見つからないから
Watch(能動的)
I watch TV.
(テレビ、野球、動物など動いているものを)見る
影響を与えるイメージを持つ基本動詞
基本動詞「Get」のイメージと使い方
基本動詞のgetは「ない➜ある」イメージをもっておくと図解のような意味が簡単に連想できます。
Getを使った例文
❶We got to Paris around 6pm.
私たちは6時ぐらいにパリに着いた
❷I’m getting older.
私は年を取ってきた
❸What time will you get here?
何時にここに着きますか?
❹She got permission to enter China.
彼女は中国に入国する許可を得た
❺She got a new coat for winter.
彼女は冬用に新しいコートを買った
(※お金を払って買ったというより、「無い➜ある」に焦点)
Be+形容詞とGet+形容詞
〇Be+形容詞(状態を表す)
〇Get+形容詞(~になる)
基本動詞「Put」のイメージと使い方
基本動詞のputはポンっと何かを置くようなイメージがあります。
❶She put on her red dress.
彼女は赤いドレスを着た
❷The dog was put to sleep.
犬は寝かしつけられた。
❸Put aside your feelings.
感情を挟まないようにね。
❹I will put your passport here.
パスポートをここにおきますね。
❺She’s fine even if she doesn't put make up.
彼女は化粧をしなかったとしても大丈夫よ。
(even if:たとえ~だとしても)
基本動詞「Turn」のイメージと使い方
基本動詞のTurnはくるっと回るイメージがあります。
❶Students must turn in their homework by Monday
生徒は月曜日までに宿題を提出しなければならない。
❷His face turned red as she came into the room.
彼女が入ってくると彼の顔は赤くなった。
❸We took turns taking care of our baby.
私たちは交代で子供の面倒を見る。
❹My mom turned a pancake over.
お母さんがパンケーキをひっくり返した。
❺It’s my turn.
僕の番だ。
基本動詞「Give」のイメージと使い方
基本動詞のgiveには何かを与えるイメージがあります。
💡ワンポイント Give型構文(SVOO)について
Give me a breakやGive me a handなどは、「~に~をあげるといった」構文の形です。順番を間違えないようにしましょう。
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❶I gave you a cake.
私はあなたにケーキを贈った。
(give 人 モノ: 人にモノを与える)
❷The cake was given to me.
ケーキは私に贈られた。
❸Give me some information.
情報を下さい。
❹Just give her time to think.
彼女に考える時間を与えなよ。
❺Why not give it a try?
やってみたらどうですか?
(give it a try:やってみる/why not:なぜしないの?)
超基本動詞 Doの5つの使い方
とくに「強調」の意味を持つdoは用法を忘れがち。整理してインプットしておきましょう。
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