☑ 助動詞がいまいち理解出来ない。
☑ 助動詞のわかりやすい使い分けの方法を探している。
☑ 助動詞をイメージで覚えてしまいたい。
そんな人にお勧めの情報をまとめています。
「どの助動詞を使えばいいのかわからない。」「助動詞に意味が多くて全部覚えられない。」そんなことはないでしょうか?
この記事では、助動詞をわかりやすいイメージと一緒に覚えることが出来ます。イメージと一緒に覚える事で、いろいろな使い方に応用することが出来ますし、使い分けも簡単になります。
こんにちは、わんわんです。僕はもともと英語が苦手で、外国人に簡単な道案内をすることも出来ないレベルでした。しかしそこからコツコツ勉強をし、英語を使って仕事が出来る英語レベルになりました。
僕が英語の勉強をはじめたのは20代後半。英語が苦手な人の気持ちを誰よりも理解出来ます。少しでも苦手意識を持たないですむように、英語をわかりやすく解説しています。

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●助動詞Willのイメージの例
英単語はイメージと一緒に覚える事で、いろいろな使い方に応用することも可能です。記事で紹介するのは既に皆さんが知っている単語ばかり。まずは下のイメージを見て下さい。


助動詞のイメージと使い分け
まずはよく使われるWill、Can、May、Should、Mustの5つの助動詞を確認していきます。
各助動詞は「イメージ」「使い方」「例文」の3つの視点から確認が出来ます。
「イメージ」は出来る限り覚えやすく、わかりやすいものを用意してありますので参考にしてみてください。
また助動詞を使った「例文」を読む事で「イメージ」を定着させることが可能です。例文はカナダ在住のたきねぇ(@happyfactory_ca)に作成協力頂き、実際に使われているイメージしやすい場面の例文を載せています。

助動詞「Will」のイメージと使い方
それぞれの意味には「意思」が根底にあります。下の例文を参考にしてみてください。
❶意思
宿題終わったの?


今からやるよ!
❷予測

公園行きたい。
ごめん料理してるから駄目、パパが連れっててくれるよ。

❸法則・習慣

ジュースこぼしちゃった。
大丈夫、事故は起こるものよ。

❹依頼・提案
冷蔵庫からお茶持ってきて。


わかった。

助動詞「Can」のイメージと使い方
それぞれの意味には「可能性」が根底にあります。下の例文を参考にしてみてください。
❶能力
もっと上手くできるよ。

❷許可
ぼくのパソコン使っていいよ。

❸可能性
誰だって失敗することあるよ。

❹依頼
ショッピングモールに一緒に来てくれない?


助動詞「May」のイメージと使い方
それぞれの意味には「May」の「手に届く」感が根底にあります。下の例文を参考にしてみてください。
❶推量

奇妙に聞こえるかもしれないけど、本当なんだよ。
❷許可

カメラのフラッシュを使ってはいけません。
❸祈願

夢が叶いますように。

助動詞「Should」のイメージと使い方
指し示すShould。そのイメージが確信へと繋がります。下の例文を参考にしてみてください。
❶推奨(「すべき」「した方が良い」両方に使え、強さに幅があります。)
念の為、傘を持っていったほうがいいよ。


家に帰るべきだ。
❷確信

30分前に会社を出たでたので、もうすぐそちらに着くでしょう。

助動詞「Must」のイメージと使い方
それぞれの意味には「ぽんっ」が根底にあります。下の例文を参考にしてみてください。
❶義務

今日中にこの書類を提出しなければならない。
❷確信

You must be tired.
日本から帰ってきたばかりなんだって。
疲れてるでしょ?
❸提案

ベトナムに来たらこのレストランに行ってみてね。

💡Mustは下のように形容詞として使われることもあります。
Must-read 必読書
Must-have マストアイテム・なくてはならないもの
過去形の助動詞のイメージと使い方
次に、助動詞の過去形を確認していきます。過去形のイメージは「もくもく」と理解するとイメージがしやすくなります。
●Couldのイメージ
もくもくさせると、意味が次のように変わります。
❶直接的な言い方にならない
Can you?よりもCould you?の質問が丁寧になる。
❷確信度が低くなる
WillよりもWouldの方が弱い意思になる。
助動詞がちょっと簡単になりませんか?

過去助動詞「Would」のイメージと使い方

❶推量
昨日、髭を生やした販売員と話したんだけど…


サムじゃないかな
❷以前は~したものだ

おばあちゃんが遊びに来ると、寝る時によく話をしてくれたなぁ。
❸丁寧な依頼

本日は予約がいっぱいです
明日起こしいただくことはできますか?
❹Would like to で ~したいなぁ
今日は本当に疲れた。マッサージ受けたいなぁ。

過去助動詞「Could」のイメージと使い方

❶Canの過去(≒was able to)

彼が若い時は、早く走る事が出来た。
❸可能性(Canより低い)

本当かもしれない。
❷丁寧な依頼

手を貸して頂けませんか?
❹許可を求める(Canより丁寧)

ペンを貸してくれませんか?
助動詞ワンポイント1💡Couldとwas/were able to
CouldはCanの過去形ですが、その利用方法は限られています。
例えば、「I could go there.(そこに行く事が出来た)」とは、ほとんど言いません。
❶I was able to go there.
そこに行くことが出来た。
❷I might go there.
そこに行くかもしれない。
の両方の意味でとらえることが出来るからです。
その為、過去に一度起こっただけの事であれば、「was/were able to」を使う場合がほとんどです。
ではCouldを使うケースはというと、下の4パターンです。
❶一回では無い継続した状態の過去

東京にいた時にそこに行く事も出来た。
❷過去の能力

彼が若い時は早く走る事が出来た。
❸感覚・精神(hear/understandなど)の動詞の場合(この場合はwas/were able toは使わない。)

かすかな物音を聞くことが出来た。
❹否定文の時はどちらを使っても良い。

そこに行くことが出来なかった。

助動詞ワンポイント2💡May I/Could I/Can Iの違い
許可を求めるMay I? Could I? Can I?も少しずつニュアンスが違います。ここまで読まれた方ならなんとなくイメージがつかめるはず。
目上の人に許可を求めるMay
-立場が上の人・目上の人・知らない人に使う
丁寧に許可を求めるCould
-直接的にCanと言いにくい場合に使う
-友達や家族・同僚に使う場合もある
直接的な聞き方のCan
-友人や家族・同僚に使う場合が多い
-店員さんに使うケースも多い
❶May

ペンをお借りしてもよろしいですか?
(目上の方や知らない人に使う場合。)

お名前をお伺いしてもよろしいですか?
❷Could

車を借りても良いですか?
(頼みずらい場合には、CanではなくCouldを使う事が多いです。)

お水を頂けますか?
(ちょっと丁寧に頼みたい場合)
❸Can

ペンを借りてもいい?
(友達・同僚・家族にペン借りたいとき。)

お水ください。

過去助動詞「Might」のイメージと使い方
❶推量(mayより低)

彼は東京へ行くかもしれない。
❷過去

電車に乗り遅れたのかもしれない。

助動詞のイメージと使い分け
さて、最後に助動詞の使い分けについて解説を致します。それぞれわかりやすいイメージをつけていますので参考にしてみてください。
確信度の助動詞の違い
今まで紹介した助動詞を並べると、確信度の違いがわかります。
学校や塾では~%で教わる事が多いと思います。
例えば、
「mustは99%でwillは95%の確信だ」などです。
5%や10%の確信度の違いを使い分ける事が可能でしょうか?
いや無理です。
これまで紹介したイメージをもう一度見直して確認してみてください。助動詞の確信度の根拠となるイメージの違いが理解できるはずです。
助動詞「Would」と「Used to」のイメージと使い分け
💡WouldとUsed toの大きな違いは下記の2点です。
❶Used toは「現在は違う」➜現在との対比に使える
❷過去の状態を表す場合、Wouldは使えない
(I would be an engineer.とは言わない。)
助動詞「Must」と「Have to」のイメージと使い分け
💡mustとhave toの違いに関しては、混乱している人が多いと思います。なぜなら解説している参考書や記事によって書かれている内容が違うからです。
アメリカ英語では、
「~しないといけない」といった意味で使う場合、Mustが強い強制力が伴う言葉のため、指示命令以外の日常会話ではhave toを使うのが好まれます。
イギリス英語では、
Must
I must go home.
家に帰らないといけない。
(主観的要因:自分の判断による)
Have to
I have to go home
家に帰らないといけない。
(客観的要因:門限など客観的判断による)
このような使い分けのルールがありますが、この使い分けだと強い強制力を伴うmustを使い過ぎてしまう可能性もあるので注意が必要です。

💡否定文では意味が変わります。
-Must not してないけない
We must not go there.
そこに行ってはいけない。
-do not have to する必要は無い
We do not have to go there.
そこに行く必要は無い。
💡義務を過去形で表す場合
-「Had to」を使います。
He had to go home.
家へ帰らなければならなかった。
-「must have」を使うと、
He must have gone home.
彼は帰ったに違いない。
という別の意味になります。
助動詞「Will」と「be going to」のイメージと使い分け
Will 話している時に決める「意思」
I will go to Tokyo.
東京に行くつもりです。
Be going to すでに未来(to)に向かっている。
I'm going to go to Tokyo.
東京に行くつもりです。

助動詞「Should」と「be supposed to」のイメージと使い分け
💡Be supposed toのその他の例文
You are not supposed to smoke at school.
学校ではタバコを吸ってはいけないはずだ(するはず用法)
Vitamin C is supposed to cure the common cold.
ビタミンCは風邪をなおすとされてる。(するもの用法)
英単語を使いこなすために

英単語を使いこなすためには、使える形でインプットする事とアウトプットの機会を持つ事が大切です。
使える形でインプットするためには、この記事で紹介をしたような基本動詞をイメージで覚えたり、よく使うフレーズを実際に使われている場面と関連付けて覚える等の工夫が必要です。
せっかく覚えた英単語のイメージや使い方を忘れない為に、この記事を「お気に入り」登録して何度か見直してみることもお勧めします。
またアウトプットの機会を十分に持つ事で、覚えた英単語やフレーズを使いこなせるようにしていきましょう。
英会話の勉強方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
最後となりますが、記事を読んで頂き、ありがとうございました。
今回は、助動詞の使い方をまとめた記事を書かせて頂きました。
ツイッターでも毎日、英会話フレーズや単語の紹介をしていますので、興味のある方はわんわん(@wanwan_english)をフォロー頂けますと幸いです。
