☑ 助動詞がいまいち理解出来ない。
☑ 助動詞のわかりやすい使い分けの方法を探している。
☑ 助動詞をイメージで覚えてしまいたい。
そんな人におすすめの情報をまとめています。
「どの助動詞を使えばいいのかわからない。」「助動詞に意味が多くて全部覚えられない。」そんなことはないでしょうか?
この記事では、助動詞をわかりやすいイメージと一緒に覚える事で、整理した形でインプットすることを目的としています。イメージで覚えるので使い分けも簡単になります。
こんにちは、わんわんです。
僕はもともと英語が苦手で、外国人に簡単な道案内をすることも出来ないレベルでした。しかしそこからコツコツ勉強をし、英語を使って仕事が出来る英語レベルになりました。
僕が英語の勉強をはじめたのは20代後半。英語が苦手な人の気持ちを誰よりも理解出来ます。少しでも苦手意識を持たないですむように、この記事では助動詞についてどこよりもわかりやすく解説しています。
※2021/5/21 英単語のイメージを解説する著書「わんわんの芋づる式図解英単語」を出版しました。この記事の内容は現在多くの方が参考にしています。
イメージから意味が広がる
例えば、Willには基本的なものだけでこれだけの使い方があります。
助動詞の使い方と一緒にこのようなイメージを覚えておくと、英会話や英作文でのアウトプットがしやすくなると思いませんか?
この記事では基本的な助動詞について、わかりやすい図解やイラストと一緒にまとめてあります。とくに英会話力が伸び悩んでいる人や英語に苦手意識のある人は参考にしてみてください。
またこの記事のコンテンツは大人のやり直し英語にも最適です。
助動詞のイメージと使い分け
助動詞とは動詞を助ける語。「~だろう」「~かも」「できる」など話し手の考えを動詞に付加します。
まずはよく使われるWill、Can、May、Should、Mustの5つの助動詞を確認していきます。それぞれの意味とイメージをしっかり整理しておきましょう。
各助動詞は「イメージ」「使い方」「例文」の3つの視点から確認が出来ます。
「イメージ」は出来る限り覚えやすく、わかりやすいものを用意してありますので参考にしてみてください。
また助動詞を使った「例文」を読む事で「イメージ」を定着させることが可能です。例文はカナダ在住のたきねぇ(@happyfactory_ca)に作成協力頂き、実際に使われているイメージしやすい場面の例文を載せています。
助動詞「Will」のイメージと使い方
助動詞willのそれぞれの意味には「意思」が根底にあります。イメージとあわせて例文を参考にしてみてください。
❶意思
宿題終わったの?
今からやるよ!
❷予測
公園行きたい。
ごめん料理してるから駄目、パパが連れっててくれるよ。
❸法則・習慣
ジュースこぼしちゃった。
大丈夫、事故は起こるものよ。
❹依頼・提案
冷蔵庫からお茶持ってきて。
わかった。
わんわんメモ
willは名詞として使われることもあります。
例)Where there is a will, there is a way.(意志あるところに道あり。)
助動詞「Can」のイメージと使い方
助動詞canのそれぞれの意味には「可能性」が根底にあります。イメージとあわせて例文を参考にしてみてください。
❶能力
もっと上手くできるよ。
❷許可
ぼくのパソコン使っていいよ。
❸可能性
誰だって失敗することあるよ。
❹依頼
ショッピングモールに一緒に来てくれない?
わんわんメモ
Canは「~してください」のニュアンスになることもあります。
例)You can count on me. (任せてください。)
助動詞「May」のイメージと使い方
助動詞mayのそれぞれの意味には「May」の「力がある」が根底にあります。例文をあわせて参考にしてみてください。
❶推量
奇妙に聞こえるかもしれないけど、本当なんだよ。
(そうであっても良いし、そうでなくても良い。だから確信度は50%)
❷許可
カメラのフラッシュを使ってはいけません。
❸祈願
夢が叶いますように。
助動詞「Should」のイメージと使い方
指し示す助動詞のshould。そのイメージが確信へと繋がります。例文をあわせて参考にしてみてください。
❶推奨(「すべき」「した方が良い」両方に使え、強さに幅があります。)
念の為、傘を持っていったほうがいいよ。
家に帰るべきだ。
❷確信
30分前に会社を出たでたので、もうすぐそちらに着くでしょう。
助動詞「Must」のイメージと使い方
助動詞のmustのそれぞれの意味には「義務・命令」が根底にあります。あわせて例文を参考にしてみてください。
❶義務
今日中にこの書類を提出しなければならない。
❷確信
You must be tired.
日本から帰ってきたばかりなんだって。
疲れてるでしょ?
❸提案
ベトナムに来たらこのレストランに行ってみてね。
💡Mustは下のように形容詞として使われることもあります。
Must-read 必読書
Must-have マストアイテム・なくてはならないもの
過去形の助動詞のイメージと使い方
次に、助動詞の過去形を確認していきます。過去形のイメージは「もくもく」と理解するとイメージがしやすくなります。
Couldのイメージ
助動詞のcanをもくもくさせると、意味が次のように変わります。
❶直接的な言い方にならない
Can you?よりもCould you?の質問が丁寧になる。
❷確信度が低くなる
WillよりもWouldの方が弱い意思になる。
過去助動詞「Would」のイメージと使い方
❶推量
昨日、髭を生やした販売員と話したんだけど…
サムじゃないかな
❷以前は~したものだ
おばあちゃんが遊びに来ると、寝る時によく話をしてくれたなぁ。
❸丁寧な依頼
本日は予約がいっぱいです
明日起こしいただくことはできますか?
❹Would like to で ~したいなぁ
今日は本当に疲れた。マッサージ受けたいなぁ。
過去助動詞「Could」のイメージと使い方
❶Canの過去(≒was able to)
彼が若い時は、早く走る事が出来た。
❷可能性(Canより低い)
本当かもしれない。
❸丁寧な依頼
手を貸して頂けませんか?
❹許可を求める(Canより丁寧)
ペンを貸してくれませんか?
助動詞ワンポイント1💡Couldとwas/were able to
CouldはCanの過去形ですが、その利用方法は限られています。
例えば、「I could go there.(そこに行く事が出来た)」とは、ほとんど言いません。
❶I was able to go there.
そこに行くことが出来た。
❷I might go there.
そこに行くかもしれない。
の両方の意味でとらえることが出来るからです。
その為、過去に一度起こっただけの事であれば、「was/were able to」を使う場合がほとんどです。
ではCouldを使うケースはというと、下の3パターンです。
❶過去の能力
彼が若い時は早く走る事が出来た。
❷感覚・精神(hear/understandなど)の動詞の場合(この場合はwas/were able toは使わない。)
かすかな物音を聞くことが出来た。
❸否定文の時はどちらを使っても良い。
そこに行くことが出来なかった。
助動詞ワンポイント2💡May I/Could I/Can Iの違い
許可を求めるMay I? Could I? Can I?も少しずつニュアンスが違います。ここまで読まれた方ならなんとなくイメージがつかめるはず。
目上の人に許可を求めるMay
-立場が上の人・目上の人・知らない人に使う
丁寧に許可を求めるCould
-直接的にCanと言いにくい場合に使う
-友達や家族・同僚に使う場合もある
直接的な聞き方のCan
-友人や家族・同僚に使う場合が多い
-店員さんに使うケースも多い
❶May
ペンをお借りしてもよろしいですか?
(目上の方や知らない人に使う場合。)
お名前をお伺いしてもよろしいですか?
❷Could
車を借りても良いですか?
(頼みずらい場合には、CanではなくCouldを使う事が多いです。)
お水を頂けますか?
(ちょっと丁寧に頼みたい場合)
❸Can
ペンを借りてもいい?
(友達・同僚・家族にペン借りたいとき。)
お水ください。
助動詞のイメージと使い分け
さて、最後に助動詞の使い分けについて解説を致します。それぞれわかりやすいイメージをつけていますので参考にしてみてください。
確信度の助動詞の違い
今まで紹介した助動詞を並べると、確信度の違いがわかります。
学校や塾では~%で教わる事が多いと思います。
例えば、
「mustは99%でwillは95%の確信だ」などです。
5%や10%の確信度の違いを使い分ける事が可能でしょうか?
いや無理です。
これまで紹介したイメージをもう一度見直して確認してみてください。助動詞の確信度の根拠となるイメージの違いが理解できるはずです。
助動詞「Would」と「Used to」のイメージと使い分け
💡WouldとUsed toの大きな違いは下記の2点です。
❶Used toは「現在は違う」➜現在との対比に使える
❷過去の状態を表す場合、Wouldは使えない
(I would be an engineer.とは言わない。)
助動詞「Must」と「Have to」のイメージと使い分け
下のような使い分けのルールがあるとされていますが、この使い分けだと強い強制力を伴うmustを使い過ぎてしまう可能性もあるので注意が必要です。
Must
I must go home.
家に帰らないといけない。
(主観的要因:自分の判断による)
Have to
I have to go home
家に帰らないといけない。
(客観的要因:門限など客観的判断による)
また否定文や過去形でもmustとhave toは合わせて覚えておくと便利です。
💡否定文では意味が変わります。
-Must not してないけない
We must not go there.
そこに行ってはいけない。
-do not have to する必要は無い
We do not have to go there.
そこに行く必要は無い。
💡義務を過去形で表す場合
-「Had to」を使います。
He had to go home.
家へ帰らなければならなかった。
-「must have」を使うと、
He must have gone home.
彼は帰ったに違いない。
という別の意味になります。
助動詞「Will」と「be going to」のイメージと使い分け
Will 話している時に決める「意思」
I will go to Tokyo.
東京に行くつもりです。
Be going to すでに未来(to)に向かっている。
I'm going to go to Tokyo.
東京に行くつもりです。
助動詞「Should」と「be supposed to」のイメージと使い分け
「するもの」「するはず」「するべき」という日本語にまどわされてしまう方も多いのではないでしょうか。整理してインプットしておきましょう。
💡Be supposed toのその他の例文
You are not supposed to smoke at school.
学校ではタバコを吸ってはいけないはずだ(するはず用法)
Vitamin C is supposed to cure the common cold.
ビタミンCは風邪をなおすとされてる。(するもの用法)
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