接頭辞×語根×接尾辞の組み合わせで英単語が芋づる式に身に着く語源学習法

☑英単語が中々覚えられない。

☑英単語をすぐに忘れてしまう。

☑英単語を整理してまとめて覚えたい。

そんな人におすすめの情報をまとめています。

「新しい英単語を覚えるのが苦手なんだよなぁ・・・。」

このように悩んでいませんか?

僕も英単語を覚えるのは苦手です。せっかく覚えてもすぐに忘れてしまいます。

いろんな暗記法を試してみましたが、一番効率的に英単語を覚える事が出来たのは英単語とイメージを結び付けて整理して覚える方法です。

例えば人の名前を覚えるときは、その人のイメージや印象を名前と結びつけますが、英単語を覚える際にも同じことが可能です。

無機質なスペルの配列を覚えるよりも、単語の中にある語源や実際のイメージと一緒に覚えた方が何倍も効率的に覚える事が出来ます。

ぺんぺん
ふーん。でも語源って多いんでしょ?やっぱり面倒だよ。
頻出の語源だけでも組み合わせるだけで、何倍も効果的に新しい単語を覚える事ができるよ。この記事の内容を参考にしてみて。
わんわん

こんにちは、わんわんです。

僕はもともと英語が苦手で、外国人に簡単な道案内をすることも出来ないレベルでした。しかしそこからコツコツ勉強をし、英語を使って仕事が出来る英語レベルになりました。

僕が英語の勉強をはじめたのは20代後半。英語が苦手な人の気持ちを誰よりも理解出来ます。少しでも苦手意識を持たないですむように、この記事ではただ語源をイメージで覚えるだけでは無く、接頭辞×語根×接尾辞の語源の組み合わせによる最強の学習法を解説します。

※2021/5/21 英単語のイメージを解説する著書「わんわんの芋づる式図解英単語」を出版しました。この記事の内容は現在多くの方が参考にしています。

 

接頭辞×語根×接尾辞の語源の組み合わせ

僕と同じように英単語がなかなか覚えられないという方の為に、僕が英単語学習においてもっとも効率的だと考えている接頭辞×語根×接尾辞の語源の組み合わせによる暗記方法を解説していきます。

この記事ではまず接頭辞×語根の語源についての解説を行い、最後に接尾辞の語源の解説を行います。

この方法を用いれば最小限の努力で最大限の成果を引き出すことも可能です。まずは下の接頭辞×語根の語源のイメージを見て下さい。

接頭辞のin(中を)× 語根のspect(見る)の2つの語源を組み合わせると inspect(検査する)という意味の英単語になります。

ここに品詞の機能や意味を追加する接尾辞の語源を組み合わせると、芋づる式に英単語の語彙を増やす事が出来ます。例えば

-or「ひと・もの」の意味を持つ接尾辞の語源を組み合わせて

inspector (検査官)

ion「名詞」の機能を持つ接尾辞の語源を組み合わせて

inspection(検査)

このようにまとめて覚えていくことができます。

ぺんぺん
ふーん。面白そうだね。
それでは早速「接頭辞×語根×接尾辞の語源の英単語の学習法」について見ていきましょう。
わんわん

 

STEP1 頻出の接頭辞の語源を知る

全ての語源を覚えていたのでは時間がかかります。まずはよく使われる接頭辞の語源をまとめてみましたので参考にしてみてください。

これらの接頭辞の語源の意味とイメージをはじめに覚えておけば、これから紹介する語根と組み合わせる時に便利です。

例えば、上の接頭辞の語源をこれから紹介する語根の語源にくっつけると・・・、

ex cept=外に+つかむ=除く

ex pect=外を+見る=期待する

ac cept=の方に+つかむ=受け入れる

at tend=の方に+伸ばす=出席する

このように覚えておくと、難しく見えた英単語も覚えやすいと思いませんか?

STEP2でさっそく接頭辞の語源と語根の語源をくっつけてみましょう。
わんわん

 

STEP2 接頭辞に接尾辞を組み合わせてみよう

上で紹介した接頭辞の語源と語根の語源を組み合わせるだけでかなりの数の英単語を覚えていくことが出来ます。

~tract

どちらに向いて引っ張るかで意味が変わります。

❶Extract 外へ + 引く
抜き出す

❷Subtract 下に + 引く
差し引く

❸Contract ともに + 引く
契約

❹Detract 離れて + 引く
損なう、減らす

❺Distract 別れて + 引く
の気を散らす

❻Interact 間に + 引く
交流する

❼Attract の方に + 引く
引き付ける

※接尾辞の語源は後ほどまとめて紹介しますが、例えば下のように組み合わせて英単語を芋づる式に整理してインプットができます。

-ive「傾向がある・性質を持つ」の意味を持つ接尾辞の語源を組み合わせて

Attractive 魅力的な

-ion「名詞」の機能を持つ接尾辞の語源を組み合わせて

Attraction ひきつけること

 

~spect

どちらを見るかで意味が変わります。

❶Expect 外を + 見る
期待する

❷Aspect の方を + 見る
側面

❸Respect 再び + 見る
尊敬する

❹Inspect 中を + 見る
調べる

❺Suspect 下から + 見る
を疑う

❻Perspective 通して + 見る
視点

❼Prospect 前を + 見る
見込み

再び見るから「尊敬」、中を見るから「調べる」言葉って面白いよね。
わんわん

※接尾辞の語源は後ほどまとめて紹介しますが、例えば下のように組み合わせて英単語を芋づる式に整理してインプットができます。

-able「できる」の意味を持つ接尾辞の語源を組み合わせて

Respectable 尊敬すべき

-ful「に満ちた」の機能を持つ接尾辞の語源を組み合わせて

Respectful 敬意を表す

 

~sist

どこに立つかで意味が変わります。

❶Insist 中に + 立つ
主張する

❷Assist の方に + 立つ
手伝う

❸Resist 反対に + 立つ
抵抗する

❹Subsist 下に + 立つ
存在する

❺Persist 徹底的に立つ
主張する・言い張る

❻Consist ともに立つ
から成る

 

~cept

どちらに/どのようにつかむかで意味が変わります。

❶Except 外に + つかむ
を除いて

❷Incept  中に + つかむ
を取り入れる

❸Accept の方へ + つかむ
引き受ける

❹Perception Per通して
知覚

❺Intercept Inter間を
妨害する

❻Concept (ここではConは強調) + つかむ
概念

 

~tend

どちらに/どのように伸ばすかで意味が変わります。

❶Extend 外に + 伸ばす
伸ばす

❷Attend の方に + 伸ばす
参加する

❸Attention の方に + 伸ばす + こと(名詞)
注意

❹Intend の中に + 伸ばす
~するつもりだ

❺Intention の中に + 伸ばす + こと(名詞)
意図

❻Pretend 前もって + 伸ばす
ふりをする

❼Tension 伸ばす + こと(名詞)
緊張・ピンと張っている

❽Tendency   伸ばす + 性質
傾向

 

~mit

どちらに送るかで意味が変わります。

❶Emit 外へ + 送る
(光・音を)発する

❷Admit の方へ + 送る
を認める

❸Remit 元のところに + 送る
送金する

❹Submit 下に + 送る
提出する

❺Permit 通して + 送る
許可する

❻Intermit 間に + 送る
を一時中断する

❼Transmit 向こうへ + 送る
伝える

 

~ject

どちらに投げるかで意味が変わります。

❶Eject 外に投げる
取り出す

❷Inject 中に投げる
注入する

❸Reject 後ろに投げる
拒絶する

❹Object の方に投げる
対象

❺Project 前に投げる
計画・事業

❻Subject 下に投げる
主題

 

~vert

どちらに向きを変えるかで意味が変わります。

❶Inverse 逆に + 変える
逆の

❷Reverse 後ろ + 変える
後ろ向きの

❸Universe ひとつに + 変える
宇宙

❹Advertise の方へ + 変える
宣伝する

❺Converse ともに + 変える
意見を交わす

❻Diverse 別々に + 変える
多様な

 

STEP3 接尾辞の語源の意味を覚える

下の4つの単語を見て下さい。

employ 雇用する

employment 雇用

employer 雇用主

employee 従業員

このように接尾辞の語源が不可されるだけで意味や品詞が変わります。下の表を覚えておくだけで他の単語にも応用出来ますので便利です。

~lyは副詞だと聞いた事はありませんか?
わんわん

実は~ly=副詞という単純な覚え方をしているとTOEIC等の品詞を問う問題で失敗します。上の表のとおり、形容詞となる単語もありますので注意してください。

頻出の接尾辞の語源を英単語に組み合わせると、下記のように意味や機能を変化させます。

~wiseは方向を表します。

❶Likewise 似た + 方向へ
同様に

❷Clockwise 時計の + 方向へ
時計周りに

❸Otherwise その他の + 方向へ
さもなければ、その他の点では

❹Forward 前の + 方向へ
前方へ

❺Awkward 不自然な + 方向へ
不器用な

❻Afterward 後の + 方向へ
その後

❼Northward 北の + 方向へ
北方へ

 

~able(出来る)

❶Suitable
適切な

❷Available
利用出来る

❸Reasonable
妥当な

❹Acceptable
受け入れられる

❺Unbreakable
壊せない

❻Understandable
理解出来る

❼Interchangeable
置き換え可能な

 

~ful(満たされた)と~less(無い)

❶Useful-Useless
役立つ-無用な

❷Careful-Careless
注意する-不注意な

❸Fruitful-Fruitless
実りのある-無駄な

❹Helpful-Helpless
役立つ-頼りない

❺Powerful-Powerless
力強い-非力な

❻Meaningful-Meaningless
有意義な-無意味な

 

否定を表す接頭辞の語源

否定を表す接頭辞の語源も覚えておくと便利です。

この4つは否定を表す代表的な接頭辞です。よく出てくる英単語ですので覚えておくと便利です。他にもirやil、imが否定を表します。
わんわん

 

お疲れ様でした。接頭辞×語根×接尾辞の語源学習の解説はここまでで終わりです。他にも、動詞・助動詞・前置詞のイメージもそれぞれ解説していますので、合わせて読んでみてください。
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