「TOEICの勉強をしているんだけどスコアが上がらない・・」
「スピーキングとリスニング両方をアップさせたい・・」
この記事を書いているトリ ただのとり
こんにちは。ただのとりと言います。
英語が大の苦手で初めて受けたTOEICでは200点台でした。
しかしコツコツと英語を勉強するうちにTOEICのスコアを800点台まで上げることが出来ました。英語がゼロの状態からの英語上達法について発信しています。
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シャドーイングって何?
そもそもシャドーイングとは何でしょうか。
シャドーイングとは流れてきた音声のすぐ後を影のように追いかけて発話するトレーニングです。
元々は通訳の勉強法として取り入れられたトレーニング法ですが、最近では一般の英語学習者の人にも浸透しています。
単に音読をする場合に比べてお手本を忠実に再現することができるので英語の上達に効果が期待できます。
しかし、シャドーイングは英会話初心者には難易度高い英語学習法なので、以前チャレンジしてみたけど全然できなかったという人も多いのではないでしょうか。
Contents
シャドーイングがうまくいかない理由
私のシャドーイングの出会いは高校生の時でした。
先生:「では文章を見ないで音だけ聞いて後に続いてみてください」
私「音だけ?え?」
音声「According to the statistics on high school graduates this year.」
私「…accord??(え?何?)…this year….」
音声「about 55 % enrolled in college, about 18% got job…」
私「…55% college ?? … got job….」
始終このような感じでした。
結果、シャドーイングは難しいんだなというイメージと、全く喋れない消化不良のようなものだけが残りました。
私がシャドーイングしても上手くいかなかったのにはいくつか理由がありました。
基礎的な英語が出来ていなかった
私は当時、英会話初心者で語彙力、文法力がほとんどない状態でした。
基礎がないとシャドーイングの効果はあまりありません。
もし中学英語もあやうい・・という場合は中学英語レベルの単語力、文法力を身につけてからシャドーイングに取り組むようにしましょう。
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シャドーイングの教材が自分のレベルに合っていなかった
自分のレベルに合わせることはシャドーイングを行う上で非常に重要です。
英語が初心者だった私にとって、チャレンジした教材は難しい単語が多く含まれていて音声も早いスピードだったのでついていけませんでした。
シャドーイングの回数が少なすぎた
私がチャレンジした時は1回シャドーイングをしたらすぐに次の英文にいってしまいました。
何度も同じ教材を自然に話せるまで継続することで、シャドーイングの効果が実感できるようになります。
2、3回行って「出来なかった。シャドーイングは自分には合わないんだな」と思わずに、何度も継続することを意識しましょう。
すると次第に全く話せなかった文章が最後まで言えるようになってきます。
モデルとなる音声に最後までついていけるようになると達成感が味わえます。
ぜひ、最後まで言えるように継続してみてくださいね。
正しい発音を知らなかった
発音をしっかりと学んでから行うことでよりスムーズにシャドーイングを行うことが出来ます。
シャドーイングだけで発音を学ぶのはよっぽど耳の良い人でないと難しいでしょう。
最初に発音を学んで正しい発音の仕方を知ってからシャドーイングを行うようにしてください。
私は松澤喜好氏著の『英語耳』という発音教材で練習をしました。
『英語耳 発音ができるとリスニングができる』 松澤喜好(著)
ページをひらくと、/Sh/や/V/ など一つ一つの発音が、舌の位置と共に確認できるようになっています。毎日少しずつ発音記号をマスターしていくようにしました。
シャドーイングの効果とは?
シャドーイングには一体何の効果があるのでしょうか。
どんな意味を持っているのかをしっかり理解したうえでシャドーイングに取り組むことで、どこを鍛えたら良いのか意識できて、より高い効果が実感できます。
英語のリズムが身につく
シャドーイングはネイティブの音声を真似して読むので、英語のプロソディが身につくようになります。プロソディとはその言語の音声の特徴の総称のことで、イントネーション、アクセント、イントネーション、リズムなどが含まれます。
英語は単体の音だけではなく文章のつながり、リズムが重要になります。
シャドーイングをすることでネイティブのプロソディをそっくりそのまま発声するので英語のリズムが体になじむようになっていくのです。
リスニング力がアップする
なんとなく聞き流すのとは違い、シャドーイングでは聞こえてきた音声をそのまま声に出さないといけないのでしっかりと集中して聞く必要があります。
繰り返しシャドーイングをすることで英語の細かい音のつながりが意識出来るようになりリスニング力アップが期待できます。
スピーキング力がアップする
シャドーイングではスピーキングアップにもつながります。
なぜなら 何度も同じ英文を練習するので、ネイティブが使う自然なフレーズが身についてくるからです。
実際、私はシャドーイングを何度も行うことでシャドーイングをする前よりもフレーズがよりスラスラ言えるようになってスピーキングが楽になったのを感じました。
リーディング力がアップする
正しい音で英語が読めたら速読にもつながりリーディング力のアップにも期待ができます。
リーディングは頭の中で音声が鳴っている状態です。ネイティブが話しているスピードになれることで英語を読むスピードも速くなっていきます。
公式TOEIC問題集5からは特典としてリーディングパートの音声がダウンロードできるので、リーディングパートが苦手な人はリーディングパートのシャドーイングにチャレンジしてみましょう。
ライティング力アップ
シャドーイングをすることでライティング力のアップも期待できます。
シャドーイングとライティングは一見、全く関係ないように見られますが、スピーキング力が伸びるとライティングの力も一緒に伸びます。
日本語でも自分で話せることは文章に書くことができますよね。同じように英語で話した言葉をそのまま英語に書いていけばいいので、自分の話したいことが言えるようになるとライティングも楽に出来るようなっていきます。
TOEICスコアアップに直結!
TOEIC公式問題集を使ったシャドーイング方法
TOEIC公式問題集がシャドーイングにオススメの理由なぜTOEICの公式問題集がシャドーイングにおすすめなのでしょうか。
それには以下の点があります。
スキーピング力アップに効果的
TOEICに使われているフレーズは身近な会話が多いので、フレーズをシャドーイングすることで自然な会話が身についていきます。
私が以前、TOEICのパート3をシャドーイングしているときにI’ve completely forgotten.(すっかり忘れていた)というフレーズがありました。
その後、英語の先生と話しているときに宿題を忘れたことに気がつきました。
忘れてしまって動揺していたのですが、特に何も考えることなく I’ve completely forgotten.と自然に口から出ていました。
このようにシャドーイングをしていると英文を覚えようと意識をしなくても自然に語彙や英文を覚えることが出来ます。
TOEICの英文は日常会話やビジネスのやり取りが多いので「この文章を使いたい」と思うような表現が多く、スピーキング上達の大きな手助けをしてくれます。
スクリプトと音源が手に入りやすい
シャドーイング学習では何を話されているかをチェックするためにスクリプトは必須です。
聞こえてきた英語をそのままシャドーイングをしていくと、何を話しているのか聞き取れない箇所が出てきます。その際は必ずスクリプトを確認するようにしましょう。
TOEICの公式問題集にはスクリプトと音源がありシャドーイングにチャレンジする環境としては最適といえるでしょう。
広いレベルに対応できる
パート1と2は初心者向け、パート3と4は上級者向けとあなたのレベルに合わせてシャドーイングが行えるようになっています。
パート1と2は一文一文で完結しているので、初めてシャドーイングにチャレンジするという人にも取り組みやすくなっています。
幅広い速度の調整が可能
最新(2020年9月現在)の公式TOEIC Listening&Reading問題集5と6は音声をダウンロードすることができます。
ダウンロードした音声は0.5倍速~4倍速まで細かく選択が出来ます。
かなり細かく変えられるので、早すぎて聞き取れない・・という人は無理をせずにゆっくりの速度からチャレンジしてみましょう。
もしリスニングを行っていて難しく感じられる場合は0.8倍速などやや遅い速度で行い、慣れてきたら1.2倍から1.5倍速くらいで聞いてみましょう。
自分のスコアがわかるのでモチベーションを保ちやすい
単調になりがちなシャドーイング学習ですが、TOEICのスコアアップなど目標があることで継続しやすくなります。
TOEICの試験では細かくスコアが表示されます。目に見えてスコアがわかることで自分の実力がどのくらい上がったか客観的にわかりモチベーションを保ちやすくなります。
ただ漠然とシャドーイングを行うよりも「スコアを100点アップしよう!」など目標が明確なほうが楽しみながらシャドーイングが続けられるようになります。
TOEICの公式問題集を使用したシャドーイングのやり方とは?
まず音声をきく
何も見ないで音声を聞いてみましょう。
ここでは例としてパート3の会話問題をシャドーイングの教材として使用します。
音声を聞く際は、どのような内容だったか映像でイメージしてみましょう。
例えば歯医者で以下のような会話があったとします。
男性:「歯科受診の請求書を受け取ったのですが過剰に請求されています」
女性:「請求書をみてみますね。・・・クリーニングとレントゲン写真の代金が請求されていますね」
男性:「私はレントゲン写真をその日撮ってもらっていません」
女性:「かしこましました。医師に確認するので少々お待ちください」
(公式TOEIC Listening&Reading問題集5のパート3を参考にしています。)
これを音声が聞こえたら、映像としてイメージしてみます。
男性:「歯科受診の請求書を受け取ったのですが治療費が過剰に請求されています」
女性:「請求書をみてみます。・・・クリーニングとレントゲン写真の代金が請求されていますね」
男性:「私はレントゲン写真をその日撮ってもらっていません」
女性:「かしこましました。医師に確認するので少々お待ちください」
このように聞こえてきた音声を映像としてイメージすることで内容がつかみやすく、記憶に残りやすくなります。
言語を映像化してイメージする方法は、リテンションという記憶保持の技術でも使われています。
スクリプトを確認する
スクリプトを確認して、どういった内容が話されているか確認していきます。
意味のかたまりごとにスラッシュで区切っていき、語彙や文法などわからない部分をチェックしていきましょう。
かたまりごとにスラッシュで区切るのは、英語の語順で読めるようにするためです。
これをスラッシュリーディングといいます。
リスニングが出来ない理由の1つに英語を英語の語順で読めないからというのがあります。
日本語と英語は語順が異なるので、英語が聞こえてきたときに頭の中で日本語に直す作業をしてしまうとリスニングでは対応が難しくなります。
スラッシュリーディングをすることで、日本語を介さず英語の語順通りに読めるようになり、リスニング力もアップします。
こんな英文があったとします。
Hi, this is Enrico Morales. I just received a bill in the mail from my last dentist visit, and I was overcharged.
こんにちは、Enrico Moralesです。たった今、前回の歯科受診の請求書を郵便で受け取ったのですが、過剰に請求されていました。
これをスラッシュで区切って読んでいきます。
Hi, this is Enrico Morales.
こんにちは、Enrico Moralesです。
I just received/ a bill /in the mail/ from my last dentist visit/, and I was overcharged.
私はたった今受け取りました/請求書を/郵便で/前回の歯科受診の/そして過剰に請求されていました。
TOEIC Listening&Reading問題集5 別冊『解答・解説』P14より抜粋
きれいな日本語の訳にする必要はありません。頭から読んで意味が理解できる状態にしていきましょう。
音読をする
まずは音声を聞かないで音読をしていきます。
音読というとどうしても棒読みになりがちですが、音の強弱、イントネーション、リズムを意識して読むようにしましょう。
どこを強く読んだら良いかわからない・・という人は内容語と機能語に注目してみてください。
内容語とは動詞、形容詞、名詞などなければ意味が通じないような意味内容が多く含まれる語のことです。
対して機能語とは代名詞、前置詞、接続詞、助動詞のようなその後自体が持つ意味が少ないものです。
英語を読む際は内容語を強く長く発音して、機能語を弱く短く発音するようにします。
下記の文だと太字になっている部分を強く長く発音して、機能語は弱く短く発音することで、英語のリズムが生まれます。
Hi, this is Enrico Morales. I just received a bill in the mail from my last dentist visit, and I was overcharged.
強く話す必要のある内容語ばかりに意識がいきがちになりますが、機能語の発音を知ることが非常に大切になります。
なぜなら機能語には弱形というものがあり、音が変化する場合があるからです。この音の変化こそ英語らしい発音のカギになります。
ここでは
from フロム➡フム
and I アンドアイ➡アナイ
などが音声変化する場合があります。
音声変化に対応できるようになると、英語のリズムが身についてくるようになっていきます。
音声変化にはいくつかのパターンがあり、弱形はその1つになります。
他には以下のようなパターンがあります。
・連結(単語同士がつながって発音される)
(例)take on➡テイコン
・同化(隣り合う音に影響を受けて違う音に変化する)
(例)did you➡ディヂュー
・ら行化(/t/や/d/が「ら行」のような音で発音される)
(例)exciting➡エクサイリン
・脱落(あるべき音が発音されない、あるいは聞こえにくくなる)
(例)cut this➡カッディス
(参考資料)
5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる
StudyHacker ENGLISH COMPANY(著)マイナビ出版
シャドーイングの際にはこの音声変化を意識しながら読むようにしましょう。
発音の参考書などで音声と共に確認してみてくださいね。
英語の意味を考えずにシャドーイングをしていく
いよいよシャドーイングをしていきます。
読まれた音声の0.5秒後を追いかけて聞こえた通りに発音していきましょう。
ここでのポイントは、英語の意味を考えずに音だけに集中してシャドーイングをすることです。
上記で記した音声変化のある部分、英語の強弱、一つ一つの発音などに意識して真似してシャドーイングをしていきましょう。
英語の意味を理解しながらシャドーイングを行う
しっかりと英語のリズムを掴めてシャドーイングが出来るようになったら、次は英語の意味を理解しながらシャドーイングをしていきます。
意味を理解しながらシャドーイングが出来るようになると、その音声のスピードできちんと情報処理が出来ていることになります。
Hi, this is Enrico Morales. I just received a bill in the mail from my last dentist visit, and I was overcharged.
この文だと過剰請求されているので怒っている話し方をするなど、話している人の口調に合わせてなりきってシャドーイングを行ってみましょう。
(番外編)言葉を入れ替えて自分のオリジナルの文を作ってみる
何度も同じ英文を口にすると自然とフレーズが覚えられるようになっていきます。
せっかく覚えたフレーズをそのままにしておくのはもったいないですよね。
覚えたフレーズをさらにスピーキングで使えるようにしてみましょう。
それはシャドーイングで練習した文章の言葉を入れ替えてあなたが普段使いそうなフレーズに変えてみることです。
例えば、I just received a billは(たった今請求書を受け取りました)は、言葉を入れ替えれば様々な表現を作ることが出来ます。
I just received a package(たった今小包を受け取りました)、
I just received a letter(たった今手紙を受け取りました)
など、あなたのオリジナルの文章を作ってみると英語表現のバリエーションが増えていきます。
楽しく学べる!シャドーイングのオススメ教材
ここではTOEIC公式問題集以外のオススメのシャドーイング教材を紹介します。
シャドーイングのメリットは英語の音声さえあればなんでもシャドーイングの教材として使えるという点です。
音声だけではなく、映像をシャドーイングのトレーニングとして使うのも発音練習の役に立ちます。
なぜなら話している音声だけではなくて表情や口の開き、ジェスチャーなども真似ができるからです。
TEDとは世界の著名人のプレゼンテーションが無料で視聴できるサイトです。
ビルゲイツ、スティーブ・ジョブズ、アル・ゴアなど数多くの著名人たちが登場します。
一流の著名人たちのプレゼンテーションで英語学習が出来るなんて贅沢ですよね。
英語だけではなくプレゼンテーションの見せ方、説得力のある話し方などを学ぶことも出来て一石何鳥にもなるサイトです。
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スキマ時間が英語力アップのチャンス!初心者におすすめの学習アプリと学習サイト
続きを見る
You Tubeもシャドーイングのトレーニングになります。
とくにEmmaさんのこちらの英語学習の動画はオススメ。
Emmaさんとは英語のトレーナーで、登録者300万人以上を誇る英語学習の動画サイトを運営しています。
Emmaさんの動画では口の動きがはっきりわかるので、口の動きに注目し、そっくり真似するつもりでシャドーイングしてみましょう。
強調すべき単語は太文字になっているので、話し方のリズムがつかめるようになっています。
ゼロからスタートシャドーイング 宮野智靖(著) Jリサーチ出版
初めてシャドーイングをしてみるけどついていけるか心配・・という人にオススメです。
初めは数字や果物など簡単な単語からシャドーイングを始めることができるので、初心者でも取り組みやすくて楽しく続けられるようになっています。
更に深くシャドーイングについて知りたい人は以下の本もオススメです。
・TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング 谷口恵子(著)プチ・レトル
・外国語を話せるようになるしくみ シャドーイングが言語習得を促進するメカニズム 門田 修平 (著) サイエンス・アイ新書
チャレンジしたけど続かなかった・・という人へ シャドーイングのコツ
シャドーイングは本来通訳になる人たちのための英語トレーニング法なので難易度の高い英語学習法です。
オススメされてチャレンジしたけど続かなかったという人もいるのではないでしょうか。
自分のレベルに合った教材を使用する
シャドーイングをしよう!と意気込んでも音声を聞いたら全く内容が理解できず、ましてや後に続けて喋るなんてできない・・・という場合があります。
それはレベルが合っていないのかもしれません。
背伸びはせずに自分のレベルよりも低めの教材を選びましょう。
特に英語初心者のうちは10~20秒くらいの短い音声のものがオススメです。
同じ教材で何度も練習する
あなたに合う教材を見つけたら何度も練習をしましょう。
スムーズに後についていけるようになったら、
・音声変化の部分をスムーズに言えるようにする
・Rの発音に気を付ける
・音の強弱を意識する
などその都度、目的をもってシャドーイングにチャレンジしてみましょう。
一度に多くの課題があると混乱してしまうので、一つ一つクリアしていくイメージで行うとだんだんと発音が改善されていきますよ。
通勤時間や運動など動きながらシャドーイングをする
門田修平氏著の『外国語を話せるようになるしくみシャドーイングが言語習得を促進するメカニズム』にはこのように記載があります。
一般に外国語の学習、特に話し言葉の理解や産出のトレーニングをするときは、それだけに集中せず、身体を動かすなど何か別のことと一緒にやると効果的です。特にシャドーイングなどは散歩やジョギンをしながら、またはジムで運動しながら、練習するととても効果的です。シャドーイングなど言葉の学習と身体の運動はとても共鳴しやすいので相乗効果を発揮し、すぐれた学習効果を生み出します。
シャドーイングが言語習得を促進するメカニズム
外国語を話せるようになるしくみ 門田修平(著)p174
実際、私がシャドーイングを続けられたのは、動きながら行ったというのが大きいです。
毎朝、通勤で家から駅まで行く際に歩きながらシャドーイングを行うことを習慣化することで毎日無理をせずシャドーイングを続けることが出来ました。
他にも散歩をしながら、洗濯をしながらなどちょっとした時間をみつけてシャドーイングをすることで、特に勉強したという頑張りはなくとも英語学習を自然に続けられるようになります。
声を出さずに行う(サイレントシャドーイング)
外でシャドーイングをしたいけど、カフェや電車の中で一人でブツブツ言っていたら変な人に思われる・・・
そんな時はサイレントシャドーイングがオススメです。
サイレントシャドーイングとはその名の通り、声に出さずに行うシャドーイングのことです。声には出さなくてもしっかりと口や舌を動かすことを意識しましょう。
サイレントシャドーイングのメリットは自分の声がないのでダイレクトにネイティブの音声がわかること、声を出さないのでどこでも英語学習が出来ることなどがあります。
定期的に録音して発音を確認する
独学でシャドーイングをしていると、自分の発音はこれでいいのかわからなくなる時があります。そんな時はあなたの音声をスマートホンなので録音して確認するようにしましょう。
自分の英語を録音するのに抵抗がある人もいるかと思います。
私はすごく苦手でした・・
でも音声を聞いてみることで自分が今まで気づかなかった課題を客観的に知ることが出来ます。
毎回でなくても1週間に1回など期間をおいて録音することで自分の上達がわかるようになっていきますよ。
おわりに
最後になりますが、記事を読んでいただきありがとうございました。
今回はTOEICの教材を使ったシャドーイングの効果的な方法について書かせていただきました。
シャドーイングは音源さえあればいつでもどこでも出来るので、マスターするとあなたの英語学習の大きな手助けになってくれます。
ぜひチャレンジしてシャドーイングの楽しさを味わってみてくださいね。
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英語初心者が独学でTOEIC200点から800点に上げた勉強法
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